President of tha U.S.A 2022 ①
5月22日17時過ぎ、西東京に位置する米空軍横田基地。
アメリカ合衆国バイデン大統領を乗せた、VC-25A(82-8000)が着陸した。
日米友好祭開催中の基地に、『AIRFORCE ONE』が到着した。
この事実は、まさかの歴史に残るモノになった事は言うまでもない。
大勢の人が基地から見守る中で、最高潮の緊張感が訪れ、
そこに居た誰もが、その歴史的瞬間の目撃者となった。
着陸したVC-25Aは、東側誘導路をゆっくりと転がりスポットに入った。
今まで使用されていたオペレーション前は、お祭り真っ只中だったので、
どこに入るのかと思っていたが、東側に堂々とその姿を魅せて止まった。
バイデン大統領は専用機から降りると、専用ヘリへと乗り換えた。
そして、専用ヘリのVH-3Dに搭乗し六本木のハーディーバラックスへと向かった。
さすがに、東側からそのまま離陸したので『MARINE ONE』の姿は割愛。
『AIRFORCE ONE』到着から40分後、バックアップ機が着陸した。
今回のバックアップ機は、C-32A(99-0016)が使用された。
3年前のトランプ大統領来日時と同様に、今回もバックアップ機はC-32だった。
実はこのシリアルのC-32A(99-0016)は。
2017年に渡米した際、アンドリュース基地で撮った機体でもあった。
しかし、バックアップ機もVC-25Aを使用して欲しいのが本音である。
その10分後、アラスカのC-17AグローブマスターⅢが飛来した。
大統領来日関連かは不明だが、C-32Aから続けての着陸であった。
夕陽を浴びての着陸は、見慣れた機体でもカッコ良かった。
18時を過ぎ、大統領が六本木へ向かってから約1時間。
東の空から大統領専用ヘリのVH-3Dが2機、ゆっくりと戻って来た。
日没前で基地内の地上展示機エリアの、開放が終わる中での事だった。
1機目に着陸したVH-3D(159350)が、大統領の搭乗機だったようで。
『MARINE ONE』となった機体である。
東側のラインにそのまま降りてしまうと思いきや、滑走路への着陸となった。
2機目に着陸したVH-3D(159352)は予備機として使用された。
3年前のトランプ大統領国賓来日時は、移動が多かったもののVH-60Nが使用された。
VH-3Dの移動での使用は、2017年11月の来日時以来となった。
米海兵隊HMX-1"Nighthawks"のこの機は、退役が近いと言われており。
今回使用されるとは、正直思っていなかっただけに驚きと嬉しさがあった。
大統領専用機から大統領専用ヘリまで、一網打尽に出来た横田基地友好祭となった。
嬉しくて嬉しくて、仲間とともに暗くまで残って盛り上がったのだが。
この後、土砂降りにやられ濡れてしまった事はご愛嬌と言う事で。
こうして、緊張感最高潮の3日間が始まった。
2022.5.22 : 米空軍横田基地