Phantom
9月13日、百里基地航空祭より。
F-15の機動飛行で午前中のプログラムは終了、1時間強の休憩に。
その昼休みが終わると、RF-4とF-4のファントムがそれぞれ2機ずつ上がった。
まずは、第302飛行隊のF-4ファントムによるAGG(対地模擬射爆撃)が始まる。
2機のファントムが5回、地上の目標に向かって降下し左に捻って上昇する。
基地外から見ていると、キレが無いように見えるのだが、会場から見たその姿は凄かったらしい。
そして、第501飛行隊のRF-4による戦術偵察飛行へ。
相変わらず、会場後方から低空で突っ込んできて高速でブレイクする姿に驚く。
戦闘機でなく偵察機なのに、その演技は一番迫力があったRF-4。
前日のフライトは雨で内容が変更になってしまい、この日やっとその迫力を魅せたのだが。
予行等も含め、3回このRF-4の戦術偵察飛行を撮ったが、
その時その時で、進入方向や抜けていく場所が違った気がするのは、自分だけだろうか。。。
AGGと戦術偵察が終わり、4機のファントムはコンバットピッチで降りて来た。
基地側に捻るので、綺麗なお腹が撮れた。
結局今回の航空祭は、ファントムが一番頑張った演技を魅せてくれた気がする。
今年始め、第204飛行隊のF-15イーグルが那覇へ移転。
その代わりに那覇基地から来たのが、第302飛行隊のF-4ファントムだった。
そのファントムにとって初めての百里航空祭、その演技の評価はどうだったのだろうか。
ファントムの演技後は、あのブルーインパルスだが、お先に帰投のカットを。
帰投の頃にはスッカリと青空が広がり、また肌がジリジリと焼ける暑さに。
まずは、陸上自衛隊木更津基地より参加した、AH-1Sヒューイコブラを。
初めてこの機体を見た時、その異様さに圧倒されて以来好きになったのだが、
久々にまともに撮った気がする。
離陸後1周し、再び基地上空にタイトに進入しローパスをした。
ファイター系の外来機は、この1機のみと寂しい結果に。
三沢基地より飛来した、第8飛行隊のF-2A。
昨年まで黒豹ファントムでその名を響かせた部隊だが、機種改変ですっかり姿を変え。。。
そして、米軍より唯一の参加となった海兵隊のUC-12F。
今年限定で滑走路が近くなっただけに、F/A-18ホーネットの参加を期待したのだが。。。
その願いは叶う事なく。
結局、今年の百里基地航空祭は、全体的に寂しい内容となってしまったのだが。。。
それでも、F-15やF-4のアクロバットな飛行を撮る事が出来たので、満足だった。
2000年と2004年に続き、3回目の百里航空祭は、初めて基地外からの撮影となった。





