Vapour World
9月13日、百里基地航空祭の本番がやって来た。
この日に向けて、何度この基地に通ったことか。
早朝から展開し遂に、来るべき日が来たと言う感じだった。
しかし、予報に反してなかなか晴れた空にならず霧が立ち込める。
外周道路は車が身動き取れないほどの、大渋滞。。。
そんな中で、始まった航空祭だったのだが。
オープニングフライトはF-4×1機に縮小され。
救難展示はUH-60ヘリコプターが1機、機動性能を発揮出来ずの大人しいフライトで。
さらに、12機編隊の航過飛行は、12機の地上滑走に変更と、しょっぱい内容になってしまった。
でも、天候はゆっくりながらも回復方向へ。
青空が段々と広がり始め、霧はやっとの事で薄くなり始めた。
そして、そのしょっぱい空気を変えたのは、F-15イーグルの機動飛行だった。
基地外周も機動飛行実施が決まった瞬間、その空気は変わり興奮状態に。
前日と同様に、1機目がフルバーナーで離陸し左へタイトに捻った。
こうして興奮の瞬間は、幕を開けた。
まだ霧がスッキリとは取れない状態での、360度ターン。
基地北側から進入してきたイーグルが、会場前で西側にタイトに捻った。
その瞬間、イーグルの主翼がベイパーに包まれた。
この瞬間が撮りたくて、何度も何度も予行から通って来たのだが。
やっと撮れたのが、航空祭本番だった。
しかしベイパーに包まれたのは、ほんの一瞬の出来事で。。。
前日はキャンセルになってしまった、コンバットピッチでもベイパーが出た。
360度方向から撮る事が出来た、F-15イーグルの機動飛行。
順光から逆光、斜光のカット全てでイーグルの魅力が表現出来る。
基地外周では、この機動飛行を間近に撮れるのが魅力で。
結局、今回の百里基地も基地内には入らず、外周からの撮影に専念した。
この背中、そしてベイパーは何度撮っても撮り足らず、飽きる事は無い。





