軍港の街「横須賀」より #2
横須賀の街に夕暮れの時間が来た。
寒風が吹く空母の甲板から見たその光景は、何とも言えない感動的なものだった。
遥か遠くに見える富士山と、足元に広がる軍港の街。
寒さも忘れて、シャッターを切る。
おそらく航海中の空母から見る、大海原の夕暮れはもっと綺麗な事だろう。
そして、甲板上のF/A-18Cホーネットもブリッジからのライティングを浴びる。
そこは広大な野外スタジオで、ライティングされたホーネットを撮っているようで。
今回のイベント、「グランド・イルミネーション」が始まった。
空母のブリッジに誇らしげに掲げてある、「73」の艦ナンバーも3色のライティングで飾られた。
そして、辺りは夜空に変わり始めていく。
夜の帳がおりると、イルミネーションはその効果を発揮する。
空母のブリッジもクリスマスの雰囲気になり、軍艦の中ある優しさをかもし出す。
そして今回のイベントに参加した、自衛隊の護衛艦「しらね」も電灯艦飾で綺麗な姿に。
年に何度か見れるこの光景だが、何度見てもその姿に見とれてしまう。
米軍基地もこの時季は、クリスマスムードに。。。
そのムードを日米友好祭として、親善の意味で一般開放してくれる事に感謝したい。
昨年はLIVEが重なって、夜の撮影が出来なかっただけに、
今年はどうしても撮りたい光景だった。
とにかく寒かったが、撮れた画は寒さを耐えたこそのカットだったと思う。