BONS
横田基地日米友好祭の前日、その降りで一番魅せてくれたのが、
青森県は三沢基地から飛来した、F-16ファイティングファルコンだった。
17時近くに降りて来た2機は、オーバーヘッドで進入後、その機動性を発揮した。
地上ではC-17輸送機が移動で滑走路を横断していたのと、
B-747貨物機が離陸の為、タキシングしていた事もありF-16が降りられない状態だった。
まず1機目のF-16CJ、単座のファルコンが低空でローパスした。
そのスピードは、機動性が高いF-16の性能を魅せつけるかの如くだった。
この時ばかりは、サーキットで撮る車が乳母車に感じた。
そして2機目のF-16DJ、複座のファルコンがやってくれた。
低空で進入後、ハイアングルで上がり始め左側へバックリと捻って背中を魅せた。
曇り空だったが、意外に湿気が少なかったのでそれほどでも無かったが、
高機動に近い飛行だったせいか、ベイパーが見事に翼から出た。
しかも、そのローパスをこの2機は数回繰り返してくれた。
まさに、プチ航空祭と言ったところがろうか。。。
しかし、そのF-16のサウンドは迷惑もろともせず、横田の空に大音響で鳴り響いた。
数回の大音響のローパスを終え、降りて来た2機が目の前を転がる。
パイロットは、いささか勝ち誇ったようにギャラリーに向かって手を上げる。
そんな米軍機のパイロットが、やっぱり好きだ。
こうして前日のFly-inは、三沢基地からの隼が魅せて幕を閉じた。