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■ペンタゴンの飛来 (U.S.AIR FORCE 55AW 1ACCS E-4B 74-0787)


7月6日、G8首脳会議北海道洞爺湖サミットに参加する、

各国のVIP機が続々と新千歳空港へ到着した。

その中に、米国ブッシュ大統領が搭乗する「AIR FORCE ONE」も入っていた。

「空飛ぶホワイトハウス」と呼ばれるこの飛行機は、その名前だけでも有名だ。


その「AIR FORCE ONE」のミッションで、米空軍横田基地に飛来した飛行機があった。

それが、空中指揮管制機と呼ばれるE-4Bだ。

大統領専用機と同じく、B747-200型ジャンボジェットをベースにした機体だが、その用途は違う。

大統領専用機がフライトする際、後から追いかけてくる形でフライトしその管制をする役目で、

大統領専用機が降りる空港とは、違う空港もしくは基地に飛来するのが原則のようだ。


このE-4Bは、ネブラスカ州オファット空軍基地の第55航空団第1指揮空中管制飛行隊に所属する。

その名の通り、空中における指揮管制をする飛行機で、

大統領専用機が「空飛ぶホワイトハウス」ならば、

この飛行機は「空飛ぶペンタゴン」に値するかも知れない。




■常にアラート体制で


今回、洞爺湖サミットで「AIR FORCE ONE」は新千歳空港に飛来した事で、

このE-4Bは、東京都郊外にある米空軍横田基地へ飛来した。

大統領が東京へ来る際は、羽田空港を使用するので、

この飛行機は、沖縄の嘉手納基地に飛来する事が多い。


今回のサミット関連でブッシュ大統領は、東京へは来ない事から、

このE-4Bの展開先が気になっていたが、横田基地に飛来するとの事で、

日曜日は全ての予定を変更し撮りに展開した。


E-4Bは到着後、ベースオペレーション前に駐機された。

APU(電源)は常にONの状態で、有事の際いつでもスクランブルで飛び立てるよう、

24時間体制でアラート待機をするようだった。


明日のサミット閉幕まで、常に緊張感がそこには漂う事になる。


今回、大統領専用機の撮影は出来なかったが。。。

この空中指揮管制機を撮る事が出来たので、良かったと思う。