今回の正月は、久々に大阪の実家へ帰省した。
そこにはなぜか『鬼滅の刃』が全巻揃っていて、ここぞとばかりに読破した。
聞くと、親父も全部読んだという。
「ほんまかいな」と思った僕は、「誰が一番強いん?」と聞いてみた。
「そりゃあ、あれや。親方や!」
「なんでやねん!」とすぐさま突っ込んだが、よくよく考えてみると、確かに親方様は強い。もちろん戦闘力という意味ではゼロに近いかもしれないが、その心の強さ、魅力、統率力の強さで言えば、確かに「一番強い」と言えなくもない。
そうか、『鬼滅の刃』は、いろんな「強さ」の表現であったのかもしれない……。
親父のわかったようなわからないようなコメントで、『鬼滅の刃』の新たな一面に気付かされたのであった。