人生はいつでも順調だ | 杉原学の哲学ブログ「独唱しながら読書しろ!」

人生で2度目の句会に参加してきた。

 

友人のお母さんのお誘いで参加させていただいて、

とってもいい勉強をさせていただいている。

 

これまで学んだことで印象的だったこと。

 

・俳句に大切なのは「具象性」。

 

・俳句の面白さは、真面目の中にあるおかしさ。

 面白さを狙うと面白くない。

 

・言葉は自分で考えなくても、

 どこかから拾ってくればよい。

 

これはたぶん俳句だけでなく、

いろんな文章表現にもあてはまると思う。

 

さて、句会の帰りに、友人のお母さんから、

「いろいろ順調ですか?」と聞かれた。

 

なんだか普通に答えるのも

愛想がないなーと思った瞬間、

次の言葉がふいに降りてきた。

 

「生まれてから死に向かってるという意味では、

 実に順調にいっています(笑)」

 

なんてめんどくさいやつだ!(笑)

 

でも、自分で言っておきながら、

 

「いや、これは本当のことやなあ」

 

と改めて思って、

いまここに書いているわけである(笑)。

 

人間生きていればいろんなことがあるだろう。

 

けれども、「死に向かっている」

という意味では、いつでも順調だ。

 

それはもうどうしたったそうなのだから、

それをわざわざ自分の意志で早めたりする必要もない。

 

なにか辛いことがあったとしても、

「人間は生まれて死ぬ」という、

誰一人として例外を免れなかったこの運命を、

自分も順調に歩んでいるのだと思えば、

不思議と安心した気持ちになれる気がする。

 

人生はいつでも順調だ。

 

僕も、あなたも、あさっても。

 

 

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