近ごろ見聞きすることが増えてきた、
「多死社会」という言葉。
「多死」という言葉に
嫌なイメージを抱く人もいるかもしれませんが、
「死」がより身近なものになるという意味では、
必ずしも悪いことばかりではありません。
「死」は誰にでも例外なくやってくるもの。
人生において絶対確実なことと言えば、
「いつか死ぬよ」ということだけ、
と言っていいくらいです。
しかし僕らはあまりにも
「死」と隔離された社会で生きてきたので、
そのような現実を突然突きつけられたときに
とまどってしまうのは当然のことです。
そこでぜひ参加したいのが、
『地域・施設で死を看取るとき』(明石書店)
という本も書かれている、
小畑万里さんの話を聞く会。
「生活の視点からの看取りを考える」というテーマで、
4月29日(土)に湯島で開催されます。
僕は残念ながら参加できないのですが、
タイミングの合う方は
足を運ばれてはいかがでしょうか。
初参加の方はもちろん、
誰でも参加できる気軽な会です。
下記は会の主催者である
コムケア代表・佐藤修さんの案内文です。
大切な人の死、
さらには自分自身の死を考えることは、
その人の「生き方」そのものを
見つめ直す機会になるはずです。
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コムケアサロン「看取りシリーズ」の3回目は、
「生活の視点からの看取りを考える」というテーマで、
社会福祉士の小畑万里さんに
話題提供してもらうことにしました。
「看取り」という言葉から、
おそらく「自分とはあまり関係ないな」
と思う人も多いと思いますが、
「看取り」という視点から生活を考えていくと
いろんな話題が出てきます。
また、言うまでもないことですが、
看取り(看取られ)は誰にとっても
無縁のことではありません。
若い人も含めて、さまざまな人に
参加していただきたいと思っています。
小畑万里さんは、NPO法人ハーモニー虹代表として
実践活動に取り組みながら、大学でも実践教育に携わり、
いのちと死に向き合う支援をテーマにした
「地域・施設で死を看取る時」(明石書店)
という著書も出されています。
今回は、そうした実践と教育を踏まえて、
生活の中での看取りを効果的に活かしていくために、
看取りを支える医療(訪問診療、訪問看護)との連携、
家族の役割・立ち位置などを問題提供してくださる予定ですが、
参加者のみなさんの関心に応じて、そこから、
住まい方や家族のあり方、さらにはコミュニティの
あり方などにも話題が広がるかもしれません。
ぜひ多くの人たちに参加していただきたいと思っています。
まわりの人たちにもご案内いただければうれしいです。
きっとたくさんの気づきをもらえるサロンになると思います。
高齢者に限らず、若い世代の参加も大歓迎です。
●日時:2017年4月29日(土)13時半〜15時半
●場所:湯島コムケアセンター
http://cws.c.ooco.jp/cccentermap.pdf
●テーマ:「生活の視点からの看取りを考える」
●話題提供者:小畑万里さん(NPO法人ハーモニー虹代表)
●参加費:500円
●参加申込み:qzy00757@nifty.com
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