確定申告の心理戦 | 杉原学の哲学ブログ「独唱しながら読書しろ!」

今年もやってきました確定申告の季節。

 

ちょうど税務署の近くに用事があったので

ついでに済ましていくか……と行ってみたら。

 

 

 

 

がーん。建物の外まで長蛇の列!

 

「平日の午前中やから空いてるやろ」

という安易な考えを打ち砕く現実。

 

強風でドミノ倒しになる駐輪場の自転車。

 

それと一緒に倒れそうになる僕の心。

 

「また日を改めて出直してこよっかな……」

 

だが行列を見てみると、

赤ん坊を抱いたお母さんや、

おじいちゃん、おばあちゃんもいるではないか。

 

「負けるわけには、いかない」。

 

強風に身を縮めながら、行列の最後尾へ。

 

幸い読みかけの本を持っていたので、

それを読みながら時間を過ごした。

 

申請自体は思ったよりすんなり終わり、

スッキリ気分で会場を出た。

 

だいたい正午前くらい。

 

するとさっきまであんなに長かった行列は、

建物内におさまるほどに短くなっていた。

 

およそ1/5の長さといったところか。

 

きっとみんな

「午前の早い時間なら人も少ないだろう」

と思って行ってみたら、

みんな同じことを思ってたもんで、

その時間が一番混んだ、ということだろう。

 

確定申告に、どのタイミングで行くか。

 

この熾烈な心理戦から、逃れる術は、ない。

 

 

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