自転車の空気がだいぶ減ってきたので、
行きつけの自転車屋で空気を入れてもらった。
もうそれだけで走りが全然違う。
ひと漕ぎで進む距離が長い。
スムーズにスイスイ走る。
今日はちょっと寝不足だったのだが、ふと、
「睡眠っていうのは、
タイヤに空気を入れることではないか」
と思いついた。
自転車の空気が減っていても、
いろいろ忙しい時には、
「空気を入れに行く時間がもったいない」
と思ってそのまま走り続けたりする。
短期的にはそれでいけても、
長期的には結局疲れやストレスがたまるし、
自転車自体もパンクしたり故障したりする。
睡眠も同じように、
いろいろ忙しい時には、
「寝てる時間がもったいない」
と思ってそのまま働き続けたりする。
短期的にはそれでいけても、
長期的には結局疲れやストレスがたまるし、
自分の心も体も異常をきたすだろう。
一方でとってもよく寝た日は、
空気の入ったタイヤで走る時のように、
行動の推進力が高まっている気がする。
睡眠不足の日は、
パンクした自転車で走っているように
いろんなことが思うようにならない。
機械論的な発想は好きじゃないけど、
ちょっとした視点の遊びとしては
なかなか悪くない例えではないか。
……などと言っていたら、
いつのまにか深夜。
だいぶ空気が抜けてきたので、
ぼちぼちタイヤに空気を
入れなおすことにいたしましょう。