睡眠とは、タイヤに空気を入れること | 杉原学の哲学ブログ「独唱しながら読書しろ!」

自転車の空気がだいぶ減ってきたので、

行きつけの自転車屋で空気を入れてもらった。

 

もうそれだけで走りが全然違う。

ひと漕ぎで進む距離が長い。

スムーズにスイスイ走る。

 

今日はちょっと寝不足だったのだが、ふと、

 

「睡眠っていうのは、

 タイヤに空気を入れることではないか」

 

と思いついた。

 

自転車の空気が減っていても、

いろいろ忙しい時には、

「空気を入れに行く時間がもったいない」

と思ってそのまま走り続けたりする。

 

短期的にはそれでいけても、

長期的には結局疲れやストレスがたまるし、

自転車自体もパンクしたり故障したりする。

 

睡眠も同じように、

いろいろ忙しい時には、

「寝てる時間がもったいない」

と思ってそのまま働き続けたりする。

 

短期的にはそれでいけても、

長期的には結局疲れやストレスがたまるし、

自分の心も体も異常をきたすだろう。

 

一方でとってもよく寝た日は、

空気の入ったタイヤで走る時のように、

行動の推進力が高まっている気がする。

 

睡眠不足の日は、

パンクした自転車で走っているように

いろんなことが思うようにならない。

 

機械論的な発想は好きじゃないけど、

ちょっとした視点の遊びとしては

なかなか悪くない例えではないか。

 

……などと言っていたら、

いつのまにか深夜。

 

だいぶ空気が抜けてきたので、

ぼちぼちタイヤに空気を

入れなおすことにいたしましょう。

 

 

にほんブログ村 哲学・思想ブログへ
にほんブログ村