大学院で共に学んだマブダチが、
訳者として本を出版した。
タイトルは、
『いのちの営み、ありのままに認めて』。
インタビュー形式なので、
とっても読みやすいというのも
オススメポイントのひとつ。
彼女のホームページに推薦の言葉を
書かせていただきました。
内容は下記です。
本当にいい本なので、ぜひご一読を!
■ここ数年の中で、最も衝撃を受けた一冊
本書のタイトル
『いのちの営み、ありのままに認めて』。
訳者が述べているように、ここでの<いのち>とは、
いわゆる個人としての「自己」のことではない。
「自己」の背後にある、
「私たちが抗うことのできない大きな力」、
「すべての固有の生命の源」、
それを<いのち>と呼んでいる。
本書で語られるのは、
その<いのち>の営み、
つまり「魂の秩序」についてである。
それは普段、常識や道徳といった
「社会の秩序」に覆い隠されているが、
にもかかわらず、
私たちの人生に決定的な影響を及ぼしている。
「社会の秩序」の中では
理不尽としか思えない出来事も、
「魂の秩序」から見れば、
それは起こるべくして起こったものかもしれない。
いくら自分が正当だと考えたところで、
「問題は、魂がそのように見るだろうかということです」。
このような別次元の視点は、
自分の生き方を変える力をも与えてくれるだろう。
「私は個人のみに焦点を合わせず、
関係性の中に織り込まれている個人を見ます」
と著者であるヘリンガーは言う。
しかもその関係性の中には、
この世を去った死者も含まれている。
彼の視点には、単なるセラピーに留まることのない、
「人間存在の本質」への洞察が含まれている。
人生や人間関係に行き詰まりを感じている人、
現代社会のあり方に疑問を抱いている人、
そして「幸せとは魂の次元で到達するものです」
という彼の言葉に関心を持つ人には、
特におすすめしたい。
この本を読み終わったとき、
おそらく多くの人は、同じ世界の中に、
全く新しい景色を発見することになるだろう。
私もその一人である。
永久保存版としたい一冊。
バート・ヘリンガー著、谷口起代訳『いのちの営み、ありのままに認めて: ファミリー・コンステレーション創始者 バート・ヘリンガーの脱サイコセラピー論 完全復刻版』(東京創作出版叢書)

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