箱根湯本「養生館はるのひかり」再訪! | 杉原学の哲学ブログ「独唱しながら読書しろ!」
箱根湯本にある湯治逗留の宿、
「養生館はるのひかり」

前回訪れたのは昨年の11月で、
その時のことはブログにも書いたのでした。


■箱根湯本「養生館はるのひかり」に行ってきた
http://ameblo.jp/manabook/entry-12093239570.html


「次に行くのは新緑の季節!」

と密かに決めていたので(笑)、
ちょっと早めの予約を入れての
再訪となりました。



チェックインは15時~17時半。
それまで箱根湯本の街でゆっくりと
グルメ&散策を楽しみます。



川沿いのカフェに、
お客さんが好きなことを書くノートがあったので、
僕も控えめに参加させていただきました。


前回は、箱根湯本の駅から
宿まで歩いて行ったのですが、
今回は100円の乗り合いバスを利用
(1時間に2本ずつくらい出てます)。

発車してから5分くらいで着きました。

さて、
前回宿泊した頃はオープンしたばかりで、
ほとんど知られていなかったであろうこのお宿。

しかしいい宿というのは
なんらかの形で発見されるらしく(笑)、
特に女性のお客さんが増えているそうです。

おひとりさまの宿泊も多いとのことですが、
確かにゆっくり自分と向き合うにはぴったり。

チェックインの時にいただける
自家製生姜シロップでほっこりしつつ、
宿の案内をしてもらったら、
さっそくお部屋へ。

前回は布団で眠る「桜の間」でしたが、
今回はベッドタイプのお部屋にしてみました。



全体的には和の雰囲気。



安楽椅子にゆられながら
山の景色を眺めるもよし。



ベッド周りはウッディー。



そしてこの部屋はなんと、
憧れの「書斎付き」なのです!

さっそくチェアーに腰掛けて、
「文豪ごっこ」に興じたことは
言うまでもありません。



書斎室専用のエアコン、
そして冷蔵庫や水道も完備。
ここなら噂に聞く「カンヅメ執筆」も
はかどりそうです(笑)



洗面台もシックでいい感じ。


部屋でひと休みしたら、
楽しみにしていた温泉へ。

前回の時とは男湯と女湯が入れ替わっていて、
また違った雰囲気を楽しめてラッキーでした。

ちなみに翌朝にはまた入れ替わって、
一泊で両方楽しめるようになっていました。

このお宿の魅力はたくさんありますが、
湯上がり後の「クタ~ッ」となる
この心地よい疲労感。

宿の方の話によると、
これはこの地域の泉質と、
湯の温度の設定によるものだそう。

そうして「グッスリ眠れる」
お湯に調整しているのだとか。
なるほど~。

温泉の深みを改めて知りました。
この湯はぜひ味わっていただきたいです。



湯上がり後はそのまま
読書室で優雅に読書にふけるのが
僕のお気に入り。

ちなみに今回持って行った本はこちら。



加藤雅信『「所有権」の誕生』(三省堂)


2ページも読まないうちに
いつのまにか寝てしまっていたのは、
内容が難しかったからか、
あるいはあの温泉の効果か……(笑)



ちなみに『内山節著作集』をこれだけ
揃えている宿はおそらくここだけでしょう。
わざわざ本を持参しなくても大丈夫です。

夕食は玄米と
地元の無農薬野菜などの養生食

素材そのものの味わいを
生かした料理は期待通り!

人によっては量的に物足りない
という方もいるそうですが、
僕にとっては十分すぎる内容でした。

養生は腹八分目が基本なのです
(と言いつつけっこうおなかいっぱい)。

食事を終えたら、
部屋に帰って軽く晩酌を……
と思っていたのですが、
一度ベッドに横になったら
うっかりそのまま眠ってしまいました。

恐るべしグッスリの湯……(笑)

しかし心と体を整えるには
睡眠が何よりいいに決まっているわけで、
その意味でこの「グッスリの湯」は
実に理にかなっている氣がします。

ここで一句。

クスリより
グッスリがいい
湯治宿

……よくできた(笑)

それはさておき、
翌朝はふたたび温泉を満喫し、
お魚、野菜、五穀米などの
美味しい朝食をいただきました。

宿の方の話によると、
庭でホタルを育てているらしく、
うまくいけば6月頃に見られるとのこと。

タイミングが合えば
ぜひ再訪したいところです。

ところで少し前に、
テレビ東京の「厳選いい宿」という番組で
はるのひかりが紹介されたらしく、
番組ホームページで宿の動画が
見られるようになっています。

宿泊を検討している方は
一度のぞいてみてはいかがでしょうか。

オススメです!

厳選いい宿「養生館はるのひかり」
http://iiyado.tv-tokyo.co.jp/yado/?yid=1668


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