箱根「天山湯治郷」 | 杉原学の哲学ブログ「独唱しながら読書しろ!」
先日、ふと思い立って
箱根の天山へ行ってきた。

箱根湯本の駅から、
旅館組合バス(100円)でおよそ10分。

ちょうどお昼を過ぎたころだったので、
同じ敷地内にある「手打ちそば 岩清水」
でまずは腹ごしらえ。

川の音と鳥の声を聞きながら
食べるそばは絶品。

デザートに食べたそばアイスも、
しっかりそばの風味が生きていて、
ちょっと他では食べたことのない美味しさ。

9月に入ってからしばらく
梅雨のようなうっとうしい天気が続いていて、
「夏の終わり」がすっかり抜け落ちていたが、
ここにきてようやく
埋め合わせることができた気がする。

露天風呂は「里の温泉」といった風情で、
老若男女が思い思いにお湯を楽しんでいた。

水風呂からちょっとぬるめのお湯、
かなり熱めのお湯までそろっているので、
それぞれ好みのお湯を満喫できるのがよい。

休憩室ではゆったり横になりながら、
川のせせらぎに身を浸すことができる。

秋の気配を肌に感じながら、
広々とした庭で読書にふけるのもよし。

外国人のお客さんも多く、
オーナーも不思議に思っていたらしいが、
お客さんに聞いてみたところ、
「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン」
に掲載されているらしいとのこと。
なるほどフランス人が多い気がする。

まさに「別天地」と呼ぶにふさわしい
ロケーションを誇る天山湯治郷。

そりゃあミシュランにも
載せたくなるわけだ。

名残を惜しみながら、
ヒノキの石けん置きを購入して
その場を後にした。

都会の喧噪を離れて
ゆっくりと静かな時間を過ごすのに、
こんないいところはちょっとない。


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