溺れた人を助けに飛び込んではいけない | 杉原学の哲学ブログ「独唱しながら読書しろ!」
各地で起きる水難事故。

なかでも痛ましく思うのは、
助けようとして飛び込んだ人が
一緒に溺れて亡くなってしまうケースだ。

足がつかないような場所で
誰かが溺れたときには、
絶対に自分も飛び込んではいけない。

溺れてもがいている人は
こちらに全力でしがみついてくるので、
身動きがとれなくなって
二人とも溺れてしまう。

溺れたのがたとえ子どもであっても、
相手は命がけでしがみついてくるのだから、
そうやすやすとほどくことはできない。

しかしそんなことは考えもせず
飛び込もうとしてしまう人もいる。

そういう時ほど落ち着いて、
浮き輪やロープ、
救命道具を使うなど、
まず自分の安全を確保した上で
救助しなければならない。

プールや浴室でも起こる!溺れた人の助け方と手当の仕方
https://nanapi.jp/81301

僕は子どもの頃、
助ける方ではなく助けられる方だったので
逆によくわかる。

溺れている人はとにかく
「わらにもすがる状態」なのだ。

人の命は、案外こういうことを
「知っているか、知らないか」
で助かったり助からなかったりする。

梅雨が終わればいよいよ海の季節。

どうかみなさま
安全に楽しんでくださいませ。

ちなみに僕が陸上で
「わらにもすがる状態」
になっているのを見た時には、
あらゆる手段で救助願います(笑)


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