メールなき世界 | 杉原学の哲学ブログ「独唱しながら読書しろ!」
きのうからヤフーメールが全く使えない。

ヤフーによると、

「最大で約8%のユーザー(約400万ID)に
 アクセスしにくい状況が生じております」

とのこと。

8%の狭き門をくぐり抜け、
見事入選を果たしたらしい(笑)

というわけで、
緊急の用事のある方はお電話か、
sugihaku.5@gmail.com
までご連絡くださいませ。

もちろんツイッターのダイレクトメールや、
フェイスブックのメッセージでも大丈夫です。

とはいえ、
緊急の連絡が来るようなアテは全くないので、
メールがつながらなくても気楽なものである。

むしろメールチェックという
脅迫的習慣から逃れることができて、
なかなか爽快な気分だ。

メールは確かに
便利なコミュニケーション手段だが、
その便利さの一方で、
人間が他者に対して想いを深める時間を
奪ってしまったように思う。

しかもメールでは
微妙なニュアンスが伝わらないので、
思いもよらない誤解を招くこともある。

これは相互的な関係にあると思う。

「他者の心に思い至る時間」
を失った人間は、
メールの文章の背後にいる
人間の心を想像することができない。

だからコミュニケーションツールが
便利になればなるほど、
心の深い部分で分かり合うのは
むずかしくなっていくのかもしれない。

人間の心は複雑で、
その人の言葉や文章が、
その人の想いをそのまま表現していることなど
まずないのだ、と思っておくぐらいで
ちょうどいいのではないか。

その証拠に、
僕はヤフーメールの早期の復旧を
心から願っております。

おーいまだかー!!(笑)