子供は理屈をこねない。
投げかけられた質問に
ダイレクトに答えるがゆえに、
それはときに本質をとらえる。
大人がのらりくらりと理屈のフィールドで
話を展開しようとするのとは対照的に、
子供は体全体で答えを返す。
そこから大人が学ぶことは
とってもたくさんあるだろう。
だが一方で、こうした「考える訓練」が、
子供たちの「感じる力」を奪いはしないだろうか。
言語化されないまま、ただ
「そういうもの」として存在している
子供たちの無限の世界を、
大人の言語で削りとることに
なりはしないだろうか。
映画を観る前から抱いていたこの懸念は、
やはり消えることはなかった。
ただラストシーンのところで寝てもーてたから
あまりえらそうなことは言えません…(笑)