パワーとは、「何をあきらめるか」 | 杉原学の哲学ブログ「独唱しながら読書しろ!」
大学院の自主ゼミに参加したが、
そのなかでこんな会話があった。

「いろいろやることあるんですけど、
 パワー出して論文がんばります」

「パワーっていうのは、
 何をあきらめるか、なんですよ」

これはとても他人事ではない、
なかなか耳の痛い言葉である。

「やりたいことは全部やる」
というのもすばらしいスタンスだし、
僕もできるだけそうしてきた。

しかし一方で、いつも先生が言うように
「何かをやる」ということは、常に
「何かを捨てる」ということでもある。

今年の春に御岳山でひいたおみくじにも、

「いろいろ工夫してやってるけれども、
 ぼちぼちやること絞っていった方がええよ」

という内容のことが書かれていた。

ぼちぼちそういう季節なんかもしれまへんなぁ。