大学院の自主ゼミに参加したが、
そのなかでこんな会話があった。
「いろいろやることあるんですけど、
パワー出して論文がんばります」
「パワーっていうのは、
何をあきらめるか、なんですよ」
これはとても他人事ではない、
なかなか耳の痛い言葉である。
「やりたいことは全部やる」
というのもすばらしいスタンスだし、
僕もできるだけそうしてきた。
しかし一方で、いつも先生が言うように
「何かをやる」ということは、常に
「何かを捨てる」ということでもある。
今年の春に御岳山でひいたおみくじにも、
「いろいろ工夫してやってるけれども、
ぼちぼちやること絞っていった方がええよ」
という内容のことが書かれていた。
ぼちぼちそういう季節なんかもしれまへんなぁ。