「なあ、組織っていうのは
人間がつくったものだろう。
いまでは国家も組織のひとつだし、
企業=会社も組織のひとつだ。
組織が人間のつくったものであるとするなら、
何か不都合なことがおきたときには、
人間を犠牲にするのじゃなくて
組織の方を変えていくべきだと思うだろう。
ところが現実には逆のことがおこなわれる。
組織を維持することが目的になって、
そのために人間が犠牲にされるようになる。」
(内山節『哲学の冒険』より)
こういうことが
ずーっと前からわかっていて、
こういうことがよくないと
だれもが思っていて、
そのうえで、
こういうことが
かならずくりかえされる。
このことを解決することなく、
人間の知性をどうして誇り得ようかと思う。
このことを繰り返すための教育に、
どれほどの意味があるのだろうかと思う。
それもこれもきっと、
太ることがわかっていながらも、
夜中にお菓子を口にしてしまう、
そんな僕の罪のせいだ。
(チェインギャング風に)