そんな僕の罪のせいか? | 杉原学の哲学ブログ「独唱しながら読書しろ!」
「なあ、組織っていうのは
 人間がつくったものだろう。
 いまでは国家も組織のひとつだし、
 企業=会社も組織のひとつだ。
 組織が人間のつくったものであるとするなら、
 何か不都合なことがおきたときには、
 人間を犠牲にするのじゃなくて
 組織の方を変えていくべきだと思うだろう。
 ところが現実には逆のことがおこなわれる。
 組織を維持することが目的になって、
 そのために人間が犠牲にされるようになる。」

(内山節『哲学の冒険』より)


こういうことが
ずーっと前からわかっていて、
こういうことがよくないと
だれもが思っていて、
そのうえで、
こういうことが
かならずくりかえされる。

このことを解決することなく、
人間の知性をどうして誇り得ようかと思う。

このことを繰り返すための教育に、
どれほどの意味があるのだろうかと思う。

それもこれもきっと、
太ることがわかっていながらも、
夜中にお菓子を口にしてしまう、
そんな僕の罪のせいだ。

(チェインギャング風に)