東京禅僧茶房〜お坊さんの食卓〜 | 杉原学の哲学ブログ「独唱しながら読書しろ!」
先日、「東京禅僧茶房~お坊さんの食卓~」
というイベントに行ってきた。

お坊さんの「食」にまつわる展示や、
ワークショップなどが行われた。


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テーマは「食」


ワークショップには参加しなかったが、
お坊さんたちの所作を見ているだけで、
なんとなく安心した心持ちになる。

所作は気持ちの表れであり、
食べることのありがたさを感じていれば、
当然それは食事の所作にも表れるはずだという。

「食べ物の縁によって
 つながっているということは、
 その縁によって生かされている
 ということに他なりません。
 これは、大切な仏教の教えの一つです。
 私たちは、動物や植物の命を
 食べ物としていただいています。
 私たちは他の命によって
 生かされて生きているのです。」

これは、若手のお坊さんが中心になって
発行しているフリーペーパー「mini Shojin」
の中に書かれていた言葉である。


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フリーペーパー「mini Shojin」


あたりまえのことなのだが、
コンビニ弁当やファーストフードばかりだと、
この実感はちょっと湧いてこないだろう。

このようなイベントをお坊さんがやるのは、
とても意味のあることだと思う。

また、若手の僧たちが中心なだけに、
デザインにも非常に気を使っているところがよい。

僕の友人のお坊さんもそうだが、
いま寺社に関わる多くの人たちが、
「社会のために何ができるか」を考え、
そしてさまざまな実践を行っている。

このままいくと、「憧れの職業No.1 お坊さん」
という時代が、いつか来るのかもしれない。
その先にあるのはもちろん「丸刈りブーム」だ。
美容院にとってはほとんど悪夢である。

美容院は、今からリスクヘッジとして、
丸刈りのバリエーションを開発しておく必要があろう。
もちろんミリ単位の違いで差別化を図るのである。

ナノテクノロジーが美容院に導入される日も近い。


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ナノテクノロジー