すべてはいずれ墓の中 | 杉原学の哲学ブログ「独唱しながら読書しろ!」
どういう話の流れだったか忘れたが、
今日聞いた話。


「現代の人たちは自分を大切にしすぎる。

 そうしなさいと教えられて育つわけだけれど。

 僕には、なんでみんなそんなに
 自分を大事にするのかわからない。

 自分を大事にしようとするから、
 「大事にされない自分」
 というものが生じてくるわけで。

 人間なんて見方を変えれば、
 ただ単に人生の終末に向かって
 歩いているだけの存在にすぎない。

 それなのにそんなに
 自分を大事にしたってしょうがない。

 …そういう見方もある、ということだけど。

 ただ終末にむかっている存在だという意味で、
 すべての人は平等である。」


 そしてある映画のラストについて語った。

「いろんな人生があった。
 だがいまとなっては、すべて墓の中。」

 
こういう話を聞くたびに、
なんだか元気をもらえるのは
どーゆーことでっしゃろかいな。