ノストラダムスとウィキリークス | 杉原学の哲学ブログ「独唱しながら読書しろ!」
2008年10月15日、
僕はノストラダムスの本について、
次のようなことをmixiの日記に書いた。

--------------------------------

まだ僕が中学生ぐらいの頃、
『コンピュータが解いた ノストラダムス全警告』
という本を読んだ記憶がある。

もちろんそんなものを
真に受けるわけはないのだが、
最近、その予言が現実味を
帯びている気がして怖い。

本の中では、たしか2010年に
第三次世界大戦が起こると書かれていた。

予言は4行詩の形で
書かれていたのでかなり抽象的。
僕が覚えている内容は・・・

・4人の王が暗殺されることが戦争のきっかけ
・アメリカの半分が溶ける(壊滅的打撃を受ける)
・フランスはほぼ全滅
・世界中が皮膚病と食料不足に苦しむ
・日本の被害は最小限ですむ
・戦後は、被害の少なかった日本の黄金時代到来

なんや、日本での本の発売を見越して
日本びいきの予言にしてくれたんか?
というような内容。

それにしても、最近のアメリカの弱体化。
それにとって代わろうとする国々の台頭。

なんだかきなくさい
世の中になってきた気がする。
気がするだけで
終わってくれればいいのだが。

まーこーいう予言は今まで
当たったためしがないので、
今回もノープロブレムでしょう。

でもこの戦争の予言、
金融に置き換えるとさらにリアルな気が。
とすると世界の金融危機が
本当に表面化するのはまだ先の話かも。

--------------------------------

『ノストラダムス全警告』は、
トンデモ本の類に入れられても
仕方ないような内容なのだが、
やはり「未来の予言」というのは
遊びとしてとってもおもしろいわけである。

とにかく第三次世界大戦が起こることなく
2011年が迎えられそうで
よかったなーと思っていたのだが、
そこでふと頭に浮かんだのが、
ウィキリークスのことである。

例によって日本ではあまり報道されないが、
いまウィキリークスの活動をきっかけとした
サイバー戦争(情報戦争?)が
世界を舞台に展開されている。

ウィキリークスとは、
政府、企業、宗教などに関する
機密情報を公開するウェブサイトの一つ。
(ウィキペディアより)

彼らが政府にとって都合の悪い機密情報
(特にアメリカの)を暴露するものだから、
各国政府は彼らを抑え込もうと、
それはもう必死になっている。
今や世界を巻き込んだ大騒動である。

そのウィキリークスが利用している
銀行やカード会社、ホスティング企業が
サービスを停止させ、
ウィキリークスに圧力をかける。

すると謎のハッカー集団がそれら企業に
サイバー攻撃を仕掛けるという、
もう映画の世界みたいな
展開になっているわけである。

仮にこれを「第三次世界大戦」と考えて
『ノストラダムス全警告』の内容を
もういちど見てみるとこれまたおもしろい。

・アメリカの半分が溶ける(壊滅的打撃を受ける)

ウィキリークスの暴露によって
最もダメージを受けるのは
やはりアメリカであろう。

「アメリカの半分が溶ける」
という表現は、核戦争よりもむしろ
情報戦争のほうがイメージしやすい。

・日本の被害は最小限ですむ
・戦後は、被害の少なかった日本の黄金時代到来


これもなんだかあり得そう。
というかそうなってください(笑)

もちろん僕は絶対的に戦争反対派だし、
こういうのは単なる想像の遊びだが、
いろんな仮説を持っておくことは悪くない。

ノストラダムスの予言が
ここにきてまさかの急浮上。

信じるか信じないかは、あなた次第です。