大人のためのおはなし会 | 杉原学の哲学ブログ「独唱しながら読書しろ!」
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富ヶ谷図書館で行われた
「大人のためのおはなし会」へ、
ご近所さんと一緒に行ってきた。

子ども向けのおはなし会は
ずっと定期的にやってきたらしいが、
大人向けのものは今回が初めてとのこと。

会場には、お母さん、お父さん、
おじいちゃん、おばあちゃんなど、
十数人くらいの大人たちが集まった。

「大人のためのおはなし会」と言っても、
「あんなこと」や「こんなこと」について
おはなしするわけではない。

内容は、紙芝居、落語、絵本など。

紙芝居の題目は、
「おひゃくしょうさんとえんまさま」。
知恵のある年寄りのお百姓さんが、
あの世に連れて行こうとする鬼や閻魔さまに
知恵を使って勝利するというお話。

昔話の鬼や閻魔さまって、
けっこう人間にヤラれてます(笑)。

そして落語が二つ。
演じてくれたのはプロの落語家さんじゃなくて、
会社員の男性と、図書館職員の男性。
でもどちらも上手で、けっこう笑わせてくれた。

もうひとつは大型絵本で、
子ども向けの話のように見えて、
大人もなんだかほっこりできる内容。

全ての演目が終わると、
会場からは「第二回も楽しみにしてるよ!」の声。
僕も心からそう思った。

新鮮で、あったかい、大満足の1時間だった。

こんな風にして、気軽に大人たちが
集まれる地域の催しものって、実は意外に少ない。
図書館がそういう役割を担うってのは、
ものすごくいいことだと思う。

何より図書館の職員の人たちが
身近に感じられるのがいい。

ちょっと本の返却が遅れても、
顔見知りなら許してもらえそうな気もする。
それは、すごくいいことだ。