
今の現実は、僕らの潜在意識の記憶によって
現れているという話は、なんだか説得力がある。
どうにもならないと思えるような現実も、
たった一人で変えることができるというのは、
すごいメッセージだと思う。
最後の方に変な商品が出てきたのは興ざめだったが(笑)、
この「ホ・オポノポノ」自体には確かに
真理が含まれているような気がする。
【引用メモ】
この潜在意識、〈記憶〉は、私たち人類、生きとし生けるもの、
鉱物や人工物までが共有して持っている。私たちは、同じ〈記憶〉の
フィルムによって共通の〈世界〉を創造しているわけだ。
そういう意味で、私と、私以外のすべては、まさに「ひとつ」。
ものすごくはっきりと、運命共同体だということになる。(p16)
目の前に現れた〝現実〟に対しては、一切プローチしない。
手を出さない、口も出さない。
この〝現実〟に、二度と遭遇したくないのなら。
ただ「〈記憶〉を、消す」。
〈記憶〉が消えてはじめて、現実も消える。
「元を断つ」のである。これが「ホ・オポノポノ」だ。(p17)
「この現実は、「私の」〈記憶〉が生み出している」
そのことを、「100%」受け入れた上で、
「I love you(愛しています)」を唱えるのだ。(p18)
「ごめんなさい(I’m sorry)」
「許してください(Please forgive me)」
「愛しています(I love you)」
「ありがとう(Thank you)」(p20)
「理屈と意味は、あまり必要ないんです。
ただ、〈無〉でいたらいいんです。
しかしそこに〝理屈〟を置くことによって、
光は遮られてしまう。クリーニングして、
光があるべきところへ届くようにするだけなのです。
(中略)私たちが考えてわかることなど、たかが知れています。
でも、〈神聖なる知能〉は、すべてを知っている。
比べ物にならない。どちらの情報を選ぶかという話なのです。
(中略)知識がほしいのか、それとも
叡智がほしいのかということです。
知識を手放す、ということは、〈世界〉を手放すということ。
だから、叡智が入ってくるんです」(p25)
「ゼロ」のあるところに、光は差す。
「無」の状態に、インスピレーションは降りてくる。(p42)
満足度
★★★★☆