新版 コミュニティ・ソリューション―ボランタリーな問題解決に向けて | 杉原学の哲学ブログ「独唱しながら読書しろ!」
新版 コミュニティ・ソリューション―ボランタリーな問題解決に向けて/金子 郁容

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「コミュニティ・ソリューション」。
なんのこっちゃわからんこの単語だが、
非常に個人的な見解を言うと、要するに、
「みんなで一緒にがんばって問題を解決しようぜ!」
ということじゃないかと。

これがうまくいった場合に、
「それはコミュニティ・ソリューションだね」
などという使い方をするのでは。

昔は自然にできていた、
人と人とのつながりから生まれる
相乗効果みたいなものが、
問題解決の大きな力になる。

しかし、今はそれを意図的にでないと
なかなか作り出すことができなくなっている。
だからわざわざこんな難しい名前をつけられ、
研究などされてしまっているというありさま。

一つの問題を、みんなが「自分に関係のあること」
と認識することでつがなりが生まれ、
その問題解決のプロセスの中で、
新しい独自のソリューションが生まれる。

ある問題をきっかけに、
バラバラになった個人がつながりあう。
みんなでやればなんとかなる。


満足度
★★★☆☆


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