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魅力的なモノづくりの現場を訪ね歩き、
その働き方の秘伝を伝える
ノンフィクション・エッセイ。
(裏表紙より)
“「こんなものでいい」
と思いながらつくられたものは、
それを手にする人の存在を否定する”
という文章に、ハッとさせられる。
何かをつくる仕事をする上で、
これはいつも心に留めておかなくては
ならない言葉だと思う。
ほかにも大切な気付きを与えてくれる言葉が
たくさんちりばめられている。
「今になって振り返れば理路整然と
説明できるこのような話も、
当時の自分には失敗と模索の
繰り返しでしかなかった。」
(宮田識)
「そもそも模型なんて生活必需品ではない。
僕らのような仕事がなくなったところで、
誰も困りはしないでしょう。だからこそ、
つくる側が楽しんでいなかったら嘘ですよね。」
(鈴木邦宏)
「ところで、私たちが会社から
仕事を買っているとしたら、
そこで支払っている対価はなんだろう。
それは「時間」である。そして時間とは、
私たちの「いのち」そのものである。」
(西村佳哲)
「生き方」と「働き方」を、
完全に分けて考えることなんてできない。
働き方が多様化していくこれからは、
ますますそういう時代になっていく。
満足度
★★★☆☆
マナブは音楽活動もしています。
http://wacca.fm/a_music/manabu/list