
この本を読んでいて思い出したことわざがある。
それは「天は自ら助くる者を助く」。
自分で努力している人に、
神様は救いの手をさしのべてくれる、
というような意味だが、この本によれば、
その救いの手は、自分の予想とは違う形で
やってくる場合が多いようだ。
それを、過去の価値観にとらわれることなく、
柔軟に、うまく活かそう、ということだったと思う。
確かに、これまでの根強い価値観として、
「最初に決めたことを最後までやり遂げるのを良しとする」
というのがある。だがそれがすべてじゃない。
むしろ、人間の考え方は変わっていくし、
その都度柔軟に、自分にとってのチャンスを活かす
方法を考え、実行していくことが大切だ、
ということをこの本は教えてくれる。
真面目な人ほど、最初に自分が決めた目標にこだわり、
自らを挫折に追い込んでしまう。
そういう人を、救うことができる本かもしれない。
満足度
★★★☆☆
マナブはミュージシャンとしても活動してます。
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http://www.records.jp/cheerup/A0000059/index.html