中学受験を終えたら | 塾 岩出・紀の川で学習塾・進学塾をお探しのあなたへ

塾 岩出・紀の川で学習塾・進学塾をお探しのあなたへ

■2023年度合格実績■
桐蔭5名向陽2名開智7名信愛3名那賀7名粉河5名北1名笠田1名市和1名羽衣1名近泉1名初橋8名浪商1名和高専1名
和歌山大1名立命館大1名関西大1名関西外大1名宝塚医療1名和県看1名野上1名
和大附中1名近大和中2名奈良智辯1名



まなびやの教室では、


12/23からずっと続いていた
(12/31,1/1のみ休みました)
9:30-21:00の
入試直前対策も一旦
終了しました。

が、しかし、
朝から国公立二次、私立高校対策の
勉強が続いています。







そして、勉強のその間をぬって、
別の教室では
小学校入学準備コースと中学生クラスの
入塾説明会および入試セミナーを行いました。




今週末は、県立中学の適性検査と面接。


みんな、がんばって欲しいです。


また、例年
大手進学塾でがんばってきたのですが、
残念な結果となるケースもあります。
(私は不合格を失敗と
呼びたくありませんので)

そうして、環境を変えて、
心機一転、高校入試に向けてがんばろう!と

新中1さんたちが沢山
来てくださいます。


やはり、頑張ってきた分、
ショックを受けている子たちです。


しっかりケアをしながら
新しいスタートを切ってもらうこと

それが、とても大切です。




今回はそんな、
受験が終わった後の対応について
お伝えしたいと思います。




私の友知人のお子さんも受験をされ、
そのたびに、

「子供にはどう接したらいいのか?」



「何て声かけしてやればいいですか?」



と相談を受けることもよくあります。






その都度お答えしていることや、
懇談、ガイダンスなどで

普段からお話しさせて
いただいていることで恐縮ですが…。




では、人生初めての
中学入試を終えた子供に、
私たち親は、
どのように接すればよいのでしょう。




まずはじめに、
前提としてお伝えしたいのは、
「何を言うか」ではなく

「誰が言うか」


また、この場合は「親」がほとんどですから、


「親として」どうあるべきか


その在り方が、1番大切だと
私は常々申し上げています。




その上で、受験を終えた子供たちには
どのようなことに気を
つけたらよいのでしょうか。




まずは、決して軽くあつかわない
ということです。




これも念を押しますと、
一緒になって深く落ち込みなさいとか、
しばらく暗くなって下さいとか
そういう意味ではありません。





言いかえると、意味付けをして欲しい、
今回の受験を価値あるものに
して欲しいということです。





合格した、不合格しただけにとどまらず。
また、過程や結果にかかわらずです。


そのためには、しっかりと
振り返ることも有効です。




特に不合格という結果になったときほど、
なかったことにしようとか、
まあまあ、で終わらさず、
しっかりと今回の受験について
あらたまった場で、あらたまった時間を
作っていただいて、
お話ししてください。




まず、この中学受験を始めた
きっかけから戻ってもいいでしょう。




「そういえば、小5のとき、あんたが友達もするから、受験したい!といって始めたよね」とか





「お母さんが、勧めてスタートしたよね」とか。
そして、そこにしっかりと
意味づけをして下さい。





「お母さんは、この受験で、
目標に向かって頑張って欲しかったんやで」
などです。





特に、きっかけは、友達の影響でも
なんでも構いませんが、
そこに親としては、

こんな風になって欲しいという
願いや希望があったのよ、
ということをしっかりと伝えて欲しいのです。




言うまでもなくそこは「合格して欲しい」
「桐蔭中学に行って欲しかったのよ」
などではありません。





合格したお子さんの場合はどうでしょう?
ここでも、しっかりと振り返って下さい。
なぜ合格したと思う?
単に高校受験せんで済むわなーではなく、

〇〇君が努力したからだよね。
〇〇ちゃん、入ってからがスタートやで。
〇〇中学に入学するということは、
さらにその力を伸ばし、深めて、
沢山のことにさらにチャレンジしてね。
などです。





不合格した子は、次にどうしたら良いでしょう。
次は、今まで頑張ってきたことを
認めてあげて下さい。

「向陽中学という目標を掲げて、
チャレンジしたことに意義があるよね。」

「小6の夏休み、みんな遊んだり、
旅行にいったりしてる中、
夏期講習と家で、本当によく勉強したよね。」


「クリスマスもお正月もかわらず
勉強頑張ってたよね。
お父さんはそれがすごいと思うぞ。」

「そして、最後は入試の日
1人で、自分の力だけで立ち向かっていったわよね、お母さんはあなたのその姿をみて、
嬉しかったのよ。」



「ナイスチャレンジ」
「ナイストライ」


このことを、しっかりとお母さん、
お父さんの言葉で、態度、表情にのせて、
心から伝えてあげて下さい。



伝えるだけでなく、我が子に
実感させてあげて下さい。

ときには、一緒に大泣きすることもあるでしょう。
あえて、気丈に振る舞う子もいるでしょう。

かれこれ、延べ3000人を超える
受験生を送り出してきました。

やはり、不合格した場合は
本人が1番、ショックも受けますし、
落ち込んだりするものです。


しかし、これで終わりではありません。
ここから、よっこらしょとまた立ち上がり、
前を向いて歩んでいくのもまた
お子さん本人なのです。


人は、良い時よりも
傷ついたときにこそ、
気づくとも言われています。





私の教え子で、桐蔭中学が
できた年、
不合格させてしまった子がいます。



でもまた、リベンジするんやと中学でも、
クラブに勉強にと頑張りました。


そして3年後。
見事に桐蔭高校数理科学科に合格!
その3年後、今度は大阪大学に
現役で合格ということをやってのけました。



そのときにその子がこう言ってました。



「スーさん、あの時の不合格があったから、
僕またがんばれて、
ここまでこれたと思う。
もちろん、それを支え、示してくれたのは、
先生や両親なんやけどね。
だから感謝してる」



子供たちにとっての通過点。
どんな結果が待っていようと、
しっかりと受け入れて、
前を向いて歩き出せるよう、
私たち親はサポートしたいですね。





大宮さんに、お礼参りに伺いました。


ずっと対策でしたので、

えべっさんもいけませんでしたが。


「おわりえびす」です。