おはようございます。
「ゴジラー1.0」🎬
ゴジラの最新映画、ご覧に
なられましたか?
ゴジラって、クールで
強いイメージですよね。
でも、私は、ゴジラより強い
人をよく知ってるんです。
だれか?って。
いわゆる「中2女子」
(みんながみんなじゃ、
ないですよ)
口からエネルギーは出しませんが、
恐ろしい言葉を発してきます。
「うざい」「だるい」「ねむい」
こちらの攻撃は一切なにも
通じません。
あまり責めると、
「すねる」モードに
入って、それはそれは
無双モードです。
お父さん、お母さんも
お手上げです。
まなびやあるある。
お母さん同士の紹介で
こられた中学生。
「学校で、このままでは
行ける高校がありません」と
言われたそうなのです。
本人は
「高校なんて行かんで
ええやん」
「フリーターになるし」
こんな感じです。
母子家庭で、お母さんは
朝から夕方まで事務仕事に、
夕方や、夜にアルバイト。
そのため、連絡もほぼ
メールかラインなんです。
でも、ウチの母親もそうだったので、
よくわかります。
家では少しでも休んでいたいですよね。
でも、その子にはまだ、
お母さんの
そのがんばりに気付けて
いません。
いや、寂しかったのですね。
世の中的には
「世の中を斜めに睨んで、
やる気も能力もない
お先真っ暗な問題児」に
見えるようですが、
私たちには、
「やる気も能力もある、
前途有望な子だけど、
今はそれに気づかず、
困ってるだけの子」
にしか、見えません。
お母さんは出勤も朝早いので、起こしても
学校に行ってるか心配です。
それで、私が起しに
いきました。
ピンポン!
「おーい、学校いくぞー」
学校の懇談も、
行けないときがあり、
私が代わりに行きました。
そこで、
学校の先生と打ち合わせをします。
「漢字と計算はなんとか塾で
しますんで!」とか
「出席だけはさせますので」
とか、
「チャイムが鳴ったら教室に入れ、
授業中はちゃんとノートとれ、
騒ぐくらいなら寝とけ、
先生を殴るな、と言って
きかせてますんで」
等々
授業参観も見に行きました。
ただ、私がいくとちょっと
大騒ぎになることもあるのです。
他の塾生たちが「あ!スーさん!」って
なって、その友達たちも
「ええ!?この人が
スーさん!?」って
ちょっとした人だかりになってしまったことも。
やんちゃな男子の場合は、
やっぱり
「帰れま1000」です。
最初の小学生の計算、3分で
「あかん!もう眠い!!」
からスタートです。
お腹がすくと、隣の松屋で
一緒に牛丼を食べます。
友達、家族、好きな事、
きらいなこと
色々な話をききながら・・・。
夜になると、幸の湯へ。
「おい、ちょっと背中流せよ」
なんて言いながら、また
いろんな話をします。
そして、また教室に
帰ってきて
勉強を始めます。
夜明けのコーヒーを
一緒に飲んだこともあります。
みんながみんな、うまく
いかないケースもあり、
私もまだまだ未熟なのですが。
そうやっていると、
本当に、雪国の氷や積雪が、
春にすこしずつ溶け出すように、
ちょっとずつ、ちょっとずつ
角がとれて、まるくなってきます。
塾の見送りの時も、
中1では「ふんっ」って、
車に乗るやいなや
スマホとにらめっこ。
それが、中2では、少し
恥ずかしそうに手を振ってくれます。
やがて、中3にもなると、
窓から乗り出して、
「またね~」といつまでも、
いつまでも、見えなくなるまで、
手を振ってくれる
ようになります。
ちなみに、子供は3回
振り返ります。
やがて、勉強もできるようになり、
高校、大学に進んでいきます。
お父さん、お母さんからは
写真のようなお言葉、メール
ラインを沢山いただきます。
そんな子が、
また大人になり、親になり
「スーさん!この子、
頼んどくわ!!」なって
やってきてくれます。
やがて、中2女子に手を焼く
お母さんになっていくのかな。
これらは、ほんの一例ですが、
そうした教室の在り方を
下支えしているのは、
「子どもたちの
セルフエスティーム(自己重要感)を
高めるための、承認活動」に
ほかなりません。
もし、反抗期などで、
困られている場合は
お子さんの現状の承認
から、はじめられては
いかがでしょうか。
(今回の「中2女子」
というのは
あくまで、思春期の、
いわゆ反抗期の象徴例としていて、
中2の女子が悪いんだということでは
ありませんので、
くれぐれもご了承ください。)