動機は邪な方が良い、けど、動機は昇華した方が良い | 塾 岩出・紀の川で学習塾・進学塾をお探しのあなたへ

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■2023年度合格実績■
桐蔭5名向陽2名開智7名信愛3名那賀7名粉河5名北1名笠田1名市和1名羽衣1名近泉1名初橋8名浪商1名和高専1名
和歌山大1名立命館大1名関西大1名関西外大1名宝塚医療1名和県看1名野上1名
和大附中1名近大和中2名奈良智辯1名

✏️
動機は邪(よこしま)な
方が良い
けれど、動機は昇華
した方が良い✏️





いつもありがとうございます!

また、ビックリすることも
ありました。

昨日、少しこのブログで、

合格などで席があきましたので、
少し受付できます、
って書いただけで、

お電話、メールをいくつも
いただきました。

「いつも、ブログを読ませて
もらってます」なんて、
嬉しいお言葉もいただきました。


ありがとうございます!!

とにかく、大手さんと違い
市井の小さな塾ですので、
あと、わずかですが、
受け入れ可能ですので、
お早めにお問い合わせ
くださいね。


さて、宣伝から始まりましたが、
ウチは、こんなことを
大切にしている塾ですよ、
ということが、ちょうど
ありましたので、
ご紹介させて下さい。

そうしてお知らせしておいた方が

「あ、うちはここじゃないな」
という、判断材料にもなり、
塾選びのミスマッチも
起こりにくいかと
思います。





「ああ、また同じおかずや・・・」

週末、1日勉強を
がんばっているA君
なんですが、
まなびやでは、
言ってはいけないことを
言ってしまいます。




「え、今、なって言った?」

「ちょっとこっちおいで」




当然、即塾長スーさんの
カミナリが直撃します。




「毎日、
お弁当作ってみたらわかるわ。
おかずに悩むこと、
量的に作り置きしたら、
当然かぶること。
それらを、お母さん方も
気を付けながら
組み合わせを変えたり、
栄養のバランス考えたり、

中には、せめて
出来たて食べさせてたい
って、いつも
休憩の時に届けてくれて
はるお母さんも
いらっしゃるやろ?
色々と、
工夫してくださっているんだよね」

「自分のための受験で、
長時間勉強できるように
お母さん方が、毎日
いわゆる塾弁を作って
くださっています。
そのおかずに、
文句がいえることを
当たり前じゃなく、
ありがたいと思える人に
なってください。」

「いつも言ってるよね。
テストの点数をたかだか
5点、10点あげることも
確かに大事。

でも、
そんなお母さんに感謝も
できないって
俺は君に何を教えてきたのか?」


目を潤ませながら、
謝るA君。
「ちがう、俺じゃない。
お母さんに謝りなさい」





私の教育観、人間観に
大きな影響を
与えてくださった方々の1人に、
池間氏がいらっしゃいます。


元々はカメラマンでありながら、
長年にわたり、アジアの子どもたちの
サポートをされています。

私はいまだに足元にもおよびません。
しかし、せめて地元のこの地域の
子供たちに、少しでも
伝えられたら、救えたらと
30年近くやってきました。

「夢は何ですか?」と
質問すれば、多くの日本の子は、
「職業・職種」で答えます。

「プロ野球選手、Jリーガー、
ユーチューバー、お花屋さん、
公務員、エンジニア・・・」

ある国では、
「大人になる」ことが夢
の子がいます。




親を尊敬し、手伝うのが
当たり前、
弟、妹のために、朝から漁にです少年、
「スモーキーマウンテン」で
金属などを集める子たち、
極寒の地で、身を寄せ合って生きる
「マンホールチルドレン」

しかし、皆、懸命に生きています。





「反抗期」がないのが
当たり前の地域もあります。



「学校に行きたい」
「勉強したい」が
口癖の子、



ちびた鉛筆を大切にして、
背中に赤ちゃんを背負いながら
必死で勉強する子、
 

お菓子をもらったら、
兄弟姉妹で分け合います。



「おじちゃんが幸せになるように
祈ってあげる」と
祈ってくれます。



受験を始めた動機は、
「近いから」「有名やから」「学習環境」
「進学実績」「親のすすめ」等
色々あるよね。

はじめは、それで良いと思う。

ただ、より合格を強く思うことが
これから求めらるよね。

ならば、動機は昇華したほうが
より良いかもしれません。

「親のために、おじいちゃん
おばあさんのために、
地域のために、
世のため人のため、
こんなことを学びたい」




勉強道具をもってない
やんちゃなBくんに
ノートとシャーペンをプレゼントして、
これで勉強せーよと言いました。

Bくんは「ありがとう」
「ありがとう」と
頭を下げてくれましたが、
こう言いました。

「もし、感謝してくれるんやったら、
それを、その気持ちを
お前がおおきくなったときに、
誰か、お前みたいに困ってる子に返したって。
そのためには、まずお前が、
しっかり勉強して、
人になにかできる人に
ならなあかんわな、わかるか?」

長く辛い受験勉強です。
だからこそ、
「いややなあ」じゃなくて、

「誰かのために」
「何かのために」
「なんのために」
動機を昇華させて
やりきって欲しいと
いつもそう伝え続けています。

その日の夜、
A君のお母さんから
お電話をいただきました。

「スーさん!いつも何もしゃべらんAが、
『ごめんよ。
いつもありがとう』
って言って部屋に入ったんです!」
と、泣き声まじりで、
お話してくださいます。

「でも、なんで、
謝るんでしょう?」
事情をお伝えすると、

「ほんまにできの悪い愛想のない
息子ですが、見捨てずに
どうぞよろしくお願いします」

「いえいえ、僕は子供たちの味方ですけど、
お母さん方の味方でもあるから。
A君は良い子ですよ。
明日来たら、
褒めておきますねー」

私も嬉しくなりました。

さあ、学びの秋、
勉強三昧です!!

みんなががんばれますように。