来年度から「学習指導要領」が改訂されることをご存知ですか?
入試が変われば、指導も変わります。
今回は、小・中・高校と1年毎に実施されていきます。
「学習指導要領」と言われても、
実際にお父さん、お母さんが
目にすることはほとんどないでしょう。
教科書が変わった!
英語が始まる!
などで、
なんとなく耳にされたことは
あるのではないのでしょうか。
特に小・中学生以下のお子様をお持ちの
親御さんは、是非
少しでいいので気にかけてあげてくださいね。
指導要領とは、
学校で「教員が何を教えるか」
という観点を中心に作られている、
指導の大元となるものなのです。
新指導要領ではこの点も、
今までとは違うものに
なっているようですが。
9・10年をサイクルに改訂され、
その間に教科書改訂もされてきました。
そこで今回は、過去約50年に遡って、
その移り変わりについて
見てみたいと思います。
みなさんご自身の頃は
いかだったでしょうか。
父「お父さんが小学生の頃はな…」
娘「今は時代が違うの!」
そうなんです。違うんです。
◼︎昭和36年(1961年)から
学校教育の基準としての性質が
明確化される
道徳の時間新設、基礎学力の充実等
小6:1085時間
中3:1120時間
◼︎昭和46年(1971年)から
教育内容の一層の向上
もっとも過密なため授業が早く
「新幹線授業」などと呼ばれた。
小6:1085時間
中3:1155時間
◼︎昭和55年(1980年)から
「ゆとり」ある充実した学校生活の実現
小6:1015時間
中3:1050時間
【大量についていけない生徒を
生んだ反動の「第一次ゆとり教育」
ともいわれる】
◼︎平成4年(1992年)から
社会の変化に自ら対応できる
心豊な人間の育成
週休2日スタート
教員の労働時間短縮を目指す
1992年第土曜
1995年第2・4土曜
2002年毎週土曜
新学力観(関心・意欲・態度)登場
個性を活かす教育
◼︎平成14年(2002年)から
自ら学び自ら考える力などの
「生きる力」(いわゆる「ゆとり」)
の育成
「総合的な学習時間」の新設
小中同時改訂、内容3割削減
小6:945時間
中3:980時間
◼︎平成23年(2011年)から
「生きる力」の育成
基礎的・基本的知識・技能の習得
思考力・判断力・表現力等の
育成のバランス
脱ゆとり授業コマ数増加
小学校外国語活動の導入
小6:980時間
中3:1015時間
◼︎令和2年(2020年)から
今回の指導要領改訂は?
小6:1015時間
中3:1015時間
小学生に英語分が増加
いかがでしたか。
箇条書きでしたが、
その当時の時代背景を受けながら
ずいぶんと変化してますよね。
令和の時代の新学習指導要領については、
また少しずつお伝えしていきたいと思います。