和歌山県立中学受験を終えて | 塾 岩出・紀の川で学習塾・進学塾をお探しのあなたへ

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■2023年度合格実績■
桐蔭5名向陽2名開智7名信愛3名那賀7名粉河5名北1名笠田1名市和1名羽衣1名近泉1名初橋8名浪商1名和高専1名
和歌山大1名立命館大1名関西大1名関西外大1名宝塚医療1名和県看1名野上1名
和大附中1名近大和中2名奈良智辯1名

1月26日、27日

昨日今日の二日間で、
和歌山県立中学の入試が終わりました。
あとは結果を待つのみです。

みんな本当に頑張りましたね。
お疲れ様でした!

私は、昨日は桐蔭中学まで激励に行きましたが、
今日は、激励には行ってません。
後は面接のみですし、朝から説明会や特講などが目白押しだからです。

もちろん昨日のうちに面接についての確認は済ませています。

そういったことも、毎回「説明会&入試セミナー」ではお話しさせてもらっています。
入試のリアルな状況をお伝えしたいからです。
ですから、私が実際に朝から入試の激励に行ってないときは、正直に「行ってない」とお伝えしております。
行ってもないのに、朝から激励に行き、寒い中緊張した子供たちを送り出してきました、などと言うことはありません。

まなびやの教室では、
朝から国公立二次、私立B日程に向けて勉強がすでに再スタートしてます。

中学生は、私立高校入試直前特講、
復習テスト対策、学年末テスト対策と
各中学校に応じた対策を実施しています。
今年は特にさまざまな中学校地区から通ってくれていますので対応も多岐に渡ります。
岩出、岩出ニ中、打田中はもちろん
粉河、那賀、貴志川
和歌山市内からは
紀伊、高積、日進、貴志
そして和大附属中。
これに個別コースの中高一貫校を加えると
とんでもないことになってます。

では、どのようにして
まなびやでは、対応してるのかはまた別の機会に。
キーワードは「少人数&個人対応」
さらに強化しています「自律学習」
です。

そして、勉強のその間をぬって、
別の教室では
小学校入学準備コースと中学生クラスの
入塾説明会および入試セミナーを行いました。


さて、今日は和歌山地区も中学入試を終えましたので、その後の親の対応についてお伝えしたいと思います。

私の友知人のお子さんも受験をされ、そのたびに、
「子供にはどう接したらいいのか?」
「何て声かけしてやればいいですか?」
と相談を受けることもよくあります。

その都度お答えしていることや、懇談、ガイダンスなどで普段からお話しさせていただいていることで恐縮ですが。


では、人生初めての中学入試を終えた子供に、私たち親は、どのように接すればよいのでしょう。


まずはじめに、前提としてお伝えしたいのは、
「何を言うか」ではなく
「誰が言うか」
また、この場合は「親」がほとんどですから、
「親として」どうあるべきか
その在り方が、1番大切だと
私は常々申し上げています。

その上で、受験を終えた子供たちにはどのようなことに気をつけたらよいのでしょうか。

まずは、決して軽くあつかわないということです。

これも念を押しますと、
一緒になって深く落ち込みなさいとか、
しばらく暗くなって下さいとか
そういう意味ではありません。

言いかえると、意味付けをして欲しい、
今回の受験を価値あるものにして欲しいということです。

合格した、不合格しただけにとどまらず。
また、過程や結果にかかわらずです。


そのためには、しっかりと振り返ることも有効です。
特に不合格という結果になったときほど、なかったことにしようとか、
まあまあ、で終わらさず、
しっかりと今回の受験について
あらたまった場で、あらたまった時間を作っていただいて、
お話ししてください。

まず、この中学受験を始めたきっかけから戻ってもいいでしょう。

「そういえば、小5のとき、あんたが友達もするから、受験したい!といって始めたよね」とか
「お母さんが、勧めてスタートしたよね」とか。
そして、そこにしっかりと
意味づけをして下さい。

「お母さんは、この受験で、目標に向かって頑張って欲しかったんやで」
などです。

特に、きっかけは、友達の影響でもなんでも構いませんが、
そこに親としては、こんな風になって欲しいという願いや希望があったのよ、ということをしっかりと伝えて欲しいのです。
言うまでもなくそこは「合格して欲しい」
「桐蔭中学に行って欲しかったのよ」などてはありません。

合格したお子さんの場合はどうでしょう?
ここでも、しっかりと振り返って下さい。
なぜ合格したと思う?
単に高校受験せんで済むわなーではなく、

〇〇君が努力したからだよね。
〇〇ちゃん、入ってからがスタートやで。
〇〇中学に入学するということは、
さらにその力を伸ばし、深めて、
沢山のことにさらにチャレンジしてね。
などです。

不合格した子は、次にどうしたら良いでしょう。
次は、今まで頑張ってきたことを認めてあげて下さい。

向陽中学という目標を掲げて、チャレンジしたことに意義があるよね。

小6の夏休み、みんな遊んだり、旅行にいったりしてる中、
夏期講習と家で、本当によく勉強したよね。
クリスマスもお正月もかわらず勉強頑張ってたよね。お父さんはそれがすごいと思うぞ。

そして、最後は入試の日
1人で、自分の力だけで立ち向かっていったわよね、お母さんはあなたのその姿をみて、嬉しかったのよ。

「ナイスチャレンジ」
「ナイストライ」
このことを、しっかりとお母さん、お父さんの言葉で、態度、表情にのせて、
心から伝えてあげて下さい。

伝えるだけでなく、我が子に実感させてあげて下さい。

ときには、一緒に大泣きすることもあるでしょう。
あえて、気丈に振る舞う子もいるでしょう。

かれこれ、2000人を超える受験生を送り出してきました。
やはり、不合格した場合は
本人が1番、ショックも受けますし、
落ち込んだりするものです。

しかし、これで終わりではありません。
ここから、よっこらしょとまた立ち上がり、前を向いて歩んでいくのもまた
お子さん本人なのです。

私の教え子で、桐蔭中学を不合格させてしまった子がいます。
でもまた、リベンジするんやと中学でも、クラブに勉強にと頑張りました。
そして3年後。
見事に桐蔭高校数理科学科に合格!
その3年後、今度は大阪大学に
現役で合格ということをやってのけました。
そのときにその子がこう言ってました。
「スーさん、あの時の不合格があったから、僕またがんばれて、ここまでこれたと思う。もちろん、それを支え、示してくれたのは、先生や両親なんやけどね。だから感謝してる」

子供たちにとっての通過点。
どんな結果が待っていようと、
しっかりと受け入れて、前を向いて歩き出せるよう、
私たち親はサポートしたいですね。