こんにちは、学びスタジオの奥川えつひろです。
今日は、”聴く”ことについて書きます。
❤︎社会では、"話すこと・聴くこと"が大切
今、教育で重視される「生きる力」、
この力を育むためには、
コミュニケーションスキルは欠かせません。
"他者と共に生きる"社会においてコミュニケーションは最重要です。
コミュニケーションスキルとは、話すことと聴くことです。
❤︎協働が求められる社会
他者との共生、協働が求められる中、
聴くスキルを身につけることは、
ますます大切になってきます。
❤︎学校では、"読む"、"書く"ことが中心
学校で学ぶのはどちらかというと"読むこと"と"書くこと"が中心であり、
"話すこと"や"聴くこと"に関しては、
アクティブラーニングを通じて学びが始まったところです。
❤︎家庭教育で"聴く"を
家庭では、
親子で、"聴く機会""話す機会"が溢れています。
外で、学んできたこと(インプット)を
家庭で、表現する(アウトプット)。
家庭で学んだことを聴いてあげることが、
子どもの学びに対する興味は大きく広げます。
❤︎親が"聴く人"になる
そのためには、
"聴く人"が必要です。
親が聴き上手になることで、
家庭教育は大きな力を発揮します。
❤︎子どもの言語環境
昔は、
子どもは親以外にも大勢の人々に囲まれ生きていました。
いろいろな人と話し、
豊かな言語環境が保障されていました。
今はそのような環境は、減っていき、
ゲームという遊びが時間を奪います。
だから、
意識をしなければ豊かな言語環境はできません。
❤︎家庭の言語環境を整えよう
❶本を子どもと一緒に読む
"生まれたその日から子どもと一緒に本を読むことは、
子どもが読む能力を身につけるずっと前からリテラシー・スキル(読み書きの能力)を育て、
本に対する愛情を育てることに繋がる"
と言われています。
乳幼児期の子どもと本との関わりが、発達に与える影響の大きいことが、わかっています。
❤︎子どもの読み方は違う
読み聞かせている時、
子どもが
どんどんページをめくってしまう、
じっと座っていない、
自分で本を持ちたがり邪魔をする……
こんな時には、
子どもは子どもなりに本の時間を楽しんでいると考えましょう。
❤︎本に親しみをもたせる機会を作る
子どもが本の世界にはいってきたら、
親が聴き、
子どもが話す時間を作ります。
本を読みながら子どもを観察していると、
子供が興味を持つ瞬間がつかめます。
物語を読んでいるのに、色に反応してみたり、
動物のお話なのに、数を数え始めたり…、
❤︎本から受け取る世界は、大人と子どもでは異なる
大人の世界に子どもを引っ張ってくるのではなく、
大人が子どもの世界に入っていきましょう。
子どもの世界に焦点を当てて話を聴いていくと、
子どもは空想しながら沢山のことを話してくれます。
とても楽しい時間です。
❤︎本の中に出てきた言葉を使う
本の中にでてきた言葉を日常生活に使えば、
子どもはどんどん言葉を覚えていきます。
いつも読んでもらう本に出てくる言葉が日常生活につながれば、
子どもの表現力は高まります。
❷子どもの心の棚卸し。オートクライン
自分で話しながら自分で気づいていくことを"オートクライン"といいます。
子どもも子どもなりに、
忙しい日々を送っています。
習い事の数が増えれば、なおさらです。
ですから、
時には、
子どもの頭の中にあるものを聴いてあげて、
棚卸しの手助けをしてあげると、
頭の中がすっきりし、
いろいろなことに気づくこともあると思います。
❸尊重し合う関係
まだ小さいと、
子どもの発言を軽んじていては、
"聴いているつもり"からの脱却はできません。
自分の当たり前を強要することなく、
子どもの世界を大切にすることは、
"聴く"ことのとても重要なことです。
親子の関係は、
相互に尊重しあう関係と考えるなら、
まず、親が子どもを尊重します。
そうすれば、
子どもは親を、
そして他者を尊重できる人間に育っていきます。
❤︎まとめ。家庭で"聴く"ことを大切にする
本を一緒に読み、リテラシースキルを育て、
子どもの頭の中をオートクラインしてあげ、
子どもの言葉を尊重して"聴く"
"聴く"ことは、
相手を尊重するための最初の一歩です。
沢山聴いてもらって育った子どもは、
相手の話も聴けるようになり、
親にしてもらったように、
子ども自身も"聴き上手"となっていきます。
この"聴く"ことで、
一生続く親子関係の基礎を、
そして、
人間関係の基礎を、
豊かにしていってほしいと思います。
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