子どもの集中力は、すごい | 学びスタジオ®︎ブログ〜教育あれこれ

学びスタジオ®︎ブログ〜教育あれこれ

小さな個人塾を経営しています。「一緒に学ぶと、可能性が広がる」と考えています。教えるより、考えるように導きます。子どもと一緒に考えると、子どもが能動的に考えるようになります。そして、一緒に考える楽しさと、一人で考え抜く力を身につけていきます。

こんにちは、学びスタジオの奥川えつひろです。
 
今回は、子どもの集中力について書きます。
 

❤︎子どもは、すごい集中力は持っている

「うちの子は、集中力がない」と聞くことがあります。

 
しかし、本当は、子どもの集中力はすごいんです。
 
❤︎天才の集中力

ニュートンはすごい集中力の持ち主で、
何かに興味を引かれたら、
2時間も3時間もぴくりとも動かずに考え続けることができました。

天才たちはみんな、情熱的です。
自分が気になったことに集中できる素質を持っています。
 
集中できるから、天才になったんです。

❤︎ドーパミンのサイクル

"天才"と呼ばれる人たちが、
長時間集中できるのは、
脳の中でドーパミンが出やすい回路ができあがっているからです。

ドーパミンとは脳内の神経伝達物質で、
うれしいことや楽しいことがあると分泌されるます。
 
ドーパミンが分泌されるとわれわれ人間は気持ちがよくなります。
その体験を何度か重ねると、脳は快感を覚えます。
そして脳は「あの気持ちいいことをもう一度やろう、また挑戦しよう」という指示を出します。
 
すると、
もう一度チャレンジする、
またドーパミンが出る、
すごく気持ちいい、
またやりたくなる。
 
そのサイクルが完成されると、
何か楽しそうなことを見つけて集中して取り組む人間になれます。

❤︎"ドーパミンのサイクル"は5歳ぐらいまでに完成する

このドーパミンのサイクルは、
子どものうちに発達させておくべき
ということもわかってきました。
 
そもそも
脳の80%は0歳から3歳〜5歳ごろまでには基礎が完成してしまいます。
残りの人生は、
5歳ごろまでに培ったものをベースに生きていくのです。
 
ですから、
5歳ごろまでに脳のポテンシャルをどれだけ開花させられるかが、
その人の"かしこさ"を決めます。

もっとも大切な"脳を活かすための土台づくり"です。

❤︎「うれしい!」「楽しい!」を増やしてあげる

脳にとってうれしいことや楽しいことを増やしてあげるとドーパミンが分泌され、
その繰り返しで"ドーパミンのサイクル"ができあがります。

子どもの脳の"ドーパミンのサイクル"をつくるために親がしてあげられることは、
「うれしい!」「楽しい!」と思う体験をどんどん増やしてあげることです。
 
脳がうれしい、楽しいと思うことは、
好奇心や探究心が刺激されることです。
 
はじめてのことやワクワクドキドキすること、
「何かな?」
「どうしてこうなっているのかな?」
と興味が持てるようなことがたくさんあると、
脳でドーパミンがどんどん分泌されます。

❤︎親は子どもの邪魔をしないで笑顔でいよう!!

親のぬくもりの中、
笑顔で見守られていると感じることは、
子どもにとって何よりも幸せで安心なことです。
 
安心で安全でなければ、
脳は楽しさやうれしさを感じることはできません。

ですから、
親は笑顔で、
危険ではない限り、
子どもが好きなことに集中している時は、
そっと見守りましょう。

「一緒にしよう」と割り込んでもいけません。

後で、
集中できたことを褒めてあげましょう。

そうすることで、
集中力を高まり、
お子さんの中の才能が目覚めてくることでしょう。