大切にしたい"足裏"教育 | 学びスタジオ®︎ブログ〜教育あれこれ

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小さな個人塾を経営しています。「一緒に学ぶと、可能性が広がる」と考えています。教えるより、考えるように導きます。子どもと一緒に考えると、子どもが能動的に考えるようになります。そして、一緒に考える楽しさと、一人で考え抜く力を身につけていきます。



こんにちは、学びスタジオの奥川えつひろです。


足裏には、約70ものツボがあるそうで、今日は足裏についての2つのストーリーを書きます。

 

一つ目のストーリー

❤︎足裏の働き

 

足裏は親指のつけ根、小指のつけ根、かかとの3点を結んでアーチ状のくぼみを作っています。


アーチには、

親指側、小指側それぞれからかかとまでの"縦アーチ"が2本

親指から小指までを横に結ぶ"横アーチ"1本の、

合わせて3本あります。


内側の"縦アーチ"が土踏まずです。


❤︎3本のアーチのくぼみの働き


❶着地時の衝撃を和らげるクッションの働き

❷地面を蹴るバネの働き

❸立っているときのバランスを保つ働き

 

足裏のくぼみがしっかり形成されていることが、

運動能力を高め、

正しい重心で身体を支える

ことにもつながります。

 

 ❤︎土踏まずをつくるために

 

❶タオルや鉛筆つかみ


椅子に座って、床に広げたタオルなどの布を、5本の足指を使ってたぐり寄せましょう。


❷足指ジャンケン


床または椅子に座り、足指でジャンケンをしてみましょう。

グー、パーだけでもいいです。

 

ポイントは

毎日続けて行うことです。

骨の形成は約2年で生まれ変わるので、

繰り返し行えば、

少しずつ足裏アーチが改善して、土踏まずが出来てきます。


二つ目のストーリー

❤︎足裏の詩


詩人の坂村真民さんの詩に「尊いのは足の裏である」というタイトルの詩があります。

 

「尊いのは 

頭でなく手でなく足の裏である

一生人に知られずに一生きたない処と接し

黙々としてその勤めを果たしてゆく足の裏的な仕事


足の裏が教えるもの ……

足の裏的な仕事をし 

足の裏的な人間になれ


頭から光が出る まだまだだめ 

額から光が出る まだまだいかん

足の裏から光が出るそのような方こそ 

本当に偉い人間である」

 

❤︎ 「尊いのは足の裏である」を音読


ある幼稚園で

この詩を子どもたちに音読させいるそうです。

素晴らしいことだと思います。


この詩は、

地を踏みしめて生きていける、

前を向いて歩いていける。

これからの生を支える根元の大切さ、

尊さを描いています。


❤︎言葉を身体にしみこませる


もちろん、

子どもたちは、この詩の意味はわかりません。


すぐれた文章を音読することで、

正しい人間の生き方のエッセンスを

子どもの身体に刻み込んでいきます。


読解とか解説とかに頼ることなく、

永らえる言葉の魂を身体に染み込ませていきます。


言葉では説明し尽くせない、

「足の裏から光が出る」ような人を、

皆が一体となって音読して、

立っています。


❤︎まとめ。音読は、心の涵養


足裏は、体を支えます。

足の指を動かすと血行が良くなり、体がホコホコします。


足の裏がしっかりしてこそ、

やる気がみなぎるし、

自立心も芽生えます。


また、すぐれた言葉の音読は、

そんな精神を

涵養(かんよう。自然に水がしみこむように、徐々に教え養うこと。)する心の教育でもあます。