図形が得意になる「補助線が見える」 | 学びスタジオ®︎ブログ〜教育あれこれ

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小さな個人塾を経営しています。「一緒に学ぶと、可能性が広がる」と考えています。教えるより、考えるように導きます。子どもと一緒に考えると、子どもが能動的に考えるようになります。そして、一緒に考える楽しさと、一人で考え抜く力を身につけていきます。


図形の問題は、「補助線を引ければ解けたようなものだ」と言われます。
どうしたらそんな補助線を引けるようになるのでしょうか?

❤︎図形を得意にするために大切なこと


❶図形をイメージする力をつけること


紙にごちゃごちゃ書き込まず、

頭の中で図を回転させたり、

補助線を引いて考えられる。

図をじっと見て、

どうするべきか頭の中で考えられることです。


❷実物に触れること

 

そのためには、

実際に、いろいろな形や立体を手に取って、

頂点の数を確認したり、

並べたり、積んだりして

感覚を磨くことです。

 

❤︎図形が得意な子どもと、苦手な子どもの違い


図形が得意な子どもは、図形をありのまま、全体図形をとらえています。


一方、

図形が苦手な子どもは、部分的な寄せ集めで図形をとらえています。


公式や定理を覚えていくらテストで高得点をとっても、頭の中でイメージして解く訓練をしていないのであれば、公式や定理の範疇でしか、解けなくなり、広がっていきません。

 

❤︎立体図形をイメージできるとは


四角の輪郭を1辺を軸にして回転させると円柱ができます。


このように、

ある立体形状をみて、

平面の押し出しなのか

平面の回転なのか

平面をある軌道にそって作ったスイープなのか

大きさの違う平面をつないだロフトなのか


頭の中で、補助線を描きイメージできることです。


❤︎図形のセンスを身につけるための3つのこと


❶図形の実物を触ること


❷その作業を熱中してかなりの長期にわたってすること


❸頭の中に思い浮かべる努力を意識的に繰り返すこと


❤︎数理パズルも数理積み木で身につける


日常生活で、いろいろな図形に触れることができます。


その日常生活の中で、自然に図形のセンスを身につける子どももいると思いますが、これは、偶然に頼ることになります。


そこで、

私の塾では、

数理パズルと数理つみきを使って、階段を上がるように、図形のセンスを磨いています。


❤︎まとめ。補助線が見える!


数理パズルで、平面感覚と数量関係を

数理つみきで、立体感覚を

磨いていきます。


子どもたちは、テキストの図形を見ながら、

「ああでもない、こうでもない」と

指先を使い試行錯誤しながら、

楽しく練習して、補助線の感覚を育てます。


リアルに楽しくの中から、豊かなセンスが生まれていきます。