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リーダーシップとは、組織のトップの1人だけが発揮するのではなく、役割や年齢を問わずチーム全員が発揮する。
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そうすることで、チームとしてより高い成果を出せ、難しい局面も乗り越えていける。そんな新しいリーダーシップの考え方が今、広まりつつあります。
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❤︎全員が力を発揮してこそ乗り切れる時代に
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さまざまなことが複雑化し、社会の変化のスピードがどんどん増し、より高度なことが求められる時代、
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今のコロナの影響下、先行きが見えず、局面局面で連続的に判断し、課題を解決していかなくてはいけない。
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そんな時に、一人のカリスマリーダーが全てを決断するのは限界があります。現場レベルで的確な判断をし、全員がチームのために主体的に動くことで解決をはかっていけたら、とても強いと思いませんか。
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❤︎リーダーシップの前提が変わりつつある
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だから、近年リーダーシップの考え方自体が新しくなってきています。
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たとえば、100人いる組織の中のリーダー1人がリーダーシップを発揮すればいいという従来の考え方ではなく、100人それぞれがチームを前に進めるために影響を与え合うという考え方です。
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❤︎全員発揮のリーダーシップ
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それこそが、不確実性が高くて正解がない今の時代で成果を出していくには、より適しているのではないかと考えられています。
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❤︎"裏方として支えること"もリーダーシップである
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たとえば、他の人が経験したことのない現場を経験しているメンバーだからこその判断が活きる局面もあるでしょう。
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会議を若い人が主導することで、よりいいアイデアが出ることもあるでしょう。
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メンバーそれぞれの形でリーダーシップを発揮することが重要だということです。
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こうした新しいリーダーシップでは、チームを前に進める行動であれば、人の前に立つだけでなく"裏方として支えること"もリーダーシップ行動であると捉えます。
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たとえば人の話をじっくり聞くとか、会議にあたって有用な資料を事前に用意するとか、会議中にみんなが話しやすいような雰囲気を作る……
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そんなふうに個々の特徴や強みを活かしながらメンバー全員がチームの目標達成に何らかの形で資することで、チーム全体のクリエイティビティを高め、イノベーションを生み出していきます。
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全員発揮型リーダーシップは、「自分には向いていない」とか「今の自分には必要ない」という考えを超越しています。
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❤︎リーダーシップは、才能で決まるのではなく、学習が可能
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チームの目標達成に向け、他者へ何らかのいい影響を与えることは全てリーダーシップであるとすれば、
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そのリーダーシップは、才能で決まるのではなく、学習可能であるということです。
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❤︎リーダーシップを高めるには、自己認識がとても重要
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自己認識とは、自分から見た自分と、他者から見た自分の両方を含めたものです。
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その"内的自己認識"と"外的自己認識"がしっかりできるほど、より高いリーダーシップを発揮できると考えられています。
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自己認識というものは、内省だけでなく、他者からのフィードバックも日常的に受けながら、じっくり時間をかけて深めていく必要があります。
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リーダーシップというと、ちょっとしたスキルとも捉えられがちですが、ここでいうリーダーシップは決して小手先で身につけるようなものではありません。
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だから若いうちから学び始める、学び続けることも大切になります。