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❤️"to be smart ・賢さ"とは
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"賢い"とは、辞書でひくと、
頭の働きがよく知恵がすぐれている。
賢明だ。
要領がよい。
抜け目がない。
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時代によって、"賢さ"の解釈は変化するように思います。
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AIの普及で、AIが競争相手となる社会では、認知と感情に関わるスキルのレベルをいっそう高める必要があります。
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かつての"賢さ"とは、ミスを極限まで減らして良い成績を収めることでした。しかし、ミスをしないという意味での"賢さ"において、人間はAIに勝てません。
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新しい"賢さ"とは、何をどれくらい知っているかではなく、思考し・傾聴し・関連づけ・協働するという学習の"質"ではないでしょうか。
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❤️学習の"量より質"
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どれだけ計算問題をこなせるか、
漢字をいくつ書けるか……
このような"量"という観点では、現代の"賢さ"は測れそうにありません。
"質"すなわち"どれくらい深く考えられるか"が、"賢さ"の尺度だといえると思います。
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❤️新時代の"賢い子"の特徴
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"賢い子"というのは、"ちゃんと好奇心が育っている子"のことです。
好奇心のおもむくまま、好きなことに一生懸命取り組んだ子どもは、好奇心を満たすうえで必要と思ったら、自分から学習するようになります。
そのため、「勉強しなさい」などと強要しなくても、自分で自分の力を伸ばしていくことができるます。
たしかに、心からおもしろいと感じるものであれば、自分から調べようとしますね。結果として、知識や技能の向上につながります。
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レディガガ(歌手)の大ファンになった!→その人の歌、SNSやブログを読みたい→外国語を学習する
宇宙にハマった!→いろいろな星を観測→宇宙飛行士になるために学習する
ゲームっておもしろい!→自分でも作ってみたい→ソースコードを学習する
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反対に、「勉強に関係ない本は読んじゃだめ」とか「いつまでも子どもみたいなことしてないで」などと言われ、好奇心が育つ機会を奪われたら、興味を追求する喜びを知らず、「やれと言われたからやる」「やらないといけないからやる」という義務感だけで、勉強を楽しんで続けることはできません。勉強が嫌になってしまい、結果として成績は伸びません。
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❤️人間としての幅を広げる
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また、好奇心が育っているとは、関心事をできるだけ広範囲に、持っているということです。それが自分の人間としての幅を広げ、多面的に考え、難しい局面での決断能力につながっていきます。
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❤️"賢い子"にするには
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"賢い子"の特徴である好奇心を育てるには、どうすればよいのでしょうか?
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全国学力・学習状況調査で"経済的不利にあっても子どもが高い学力を達成している家庭"には、以下の傾向がありました。
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📌子どもに本や新聞を読むようにすすめている。
📌子どもと読んだ本の感想を話し合ったりしている。
📌本を読む(漫画や雑誌は除く)。
📌新聞の政治経済や社会問題に関する記事を読む。
📌地域や社会で起こっている問題や課題、出来事に関心がある。
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知的好奇心の強い親の行動や、親が作り出す家庭環境が、子どもの知的好奇心を育んでいるということです。
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そのため、まずは親自身が知的好奇心をもち、知的刺激を求めるように心がけることが大切です。
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親のプライドを捨てて「一緒に勉強をやろうよ」と誘う姿勢が大事ですね。
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❤️"賢い子"の特徴である好奇心を育てるための親の習慣
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📌本を読む
📌新聞を読む
📌美術館や博物館に行く……
ママ・パパ、がんばりましょう❣️
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❤️新聞を読むメリット
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大人にとっても子どもにとっても、新聞は好奇心を育むのに最適なツールです。本と比べ、新聞には次のようなコンテンツが含まれています。
📌報道(政治、経済、国際、社会、環境、スポーツ…)
📌インタビュー
📌書評
📌コラム
📌読者の投稿
📌地域の情報
📌映画や展覧会の案内
📌小説
📌クイズ
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これだけ多様なコンテンツがあります。
「1日30分間、新聞を読もう」と子どもを誘いましょう。小学校低学年のお子さんには、小学生新聞があります。
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新聞を読む習慣をつけることで、"賢い子"の特徴である好奇心が育ちやすくなります。
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❤️子どもの「おもしろい」を大切にしよう!
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"賢い子"の特徴は、好奇心が育っていることです。「おもしろい!」という感情を大切にすることで、自分でもっと調べよう、工夫してみようという気持ちが湧きます。
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"やらなければいけないこと"にまい進するのも必要ですが、「おもしろそう!やってみたい!」という純粋な好奇心も大事にしてあげたいと思います。