小学校の理科では「昆虫は頭・胸・足に分かれている」ことや「足が6本ある」こと、「足は胸から生えている」と学びます。マナビオの理科実験教室では、実物のコオロギを観察して昆虫について学びます。
今の時代ですから、テレビやYoutubeで見て「知っている」と言う子どもは多いです。しかし、知識はあっても道理を理解している子どもは少ないです。
「知識」とは、言ってみれば、パターン化された約束事の集合体です。知識を収集・蓄積するだけでも、ある程度の学びを得ることはでるでしょう。しかし、理想をいえば、獲得された知識から別の知識を紐づけできる「理解」するところまでに子ども達に体験してもらいたいものです。
子ども達がコオロギをスケッチしています。実験教室を終え、子ども達に
「カブトムシの足は胸から生えている?」
や
「クモって昆虫?足は何本?」
と問うと、子ども達は
「あれっ?」
と思います。そこで、改めてカブトムシやクモを見れば、
「ああ、そうなんだ。」
となるでしょう。
それが「理解」なのです。