市原市の公立小中学校は2学期制です。体育の日を挟んだ短い秋休みを終え、学校では2学期が始まりました。
個別進度学習教室にやってくる小学生達に学校の様子をきくと「学級委員を決めた」という話が、度々でます。
「委員長はAちゃん、副委員長はBちゃんとCくん。」
とある生徒が教えてくれました。
「選ばれたのは"学級委員"って見えるしっかりした子?」
ときくと、
「え~!!しっかりした子もいるけど、そうでもない子もいるよ。Cくんなんてね...」
と続きます。そんな時する、子どもの人物評価は、結構、するどいものがあります(笑)。また、「学級委員」たる人物に求められるものが何であるのか、子ども達は良く分かっています。
「(本人の名)は?」
とたずね、
「え~!!」
と驚く子どもにつづけて
「"ハイッ!私がやります!!"って言ってもよかったんじゃない?」
と言うと、
「そんなの絶対ムリだよ。候補者に名前が挙がったわけでもないのに...」とポツリ。
ムリに子どもの背中を押すつもりはありません。学級委員になることが正解とも思っていません。ただ、「"状況に従った"と思っているかもしれないけれど、実は自分で選択しているんだよ」ということを伝えたい気持ちがあります。
そのように日常を見ることができると、子どもにも行動の選択肢が想像以上に多いことが分かります。そして、学習においても、問題を解決するために、選択肢を探す努力を怠らないようになるのです。