
水性インクを分離させる実験です。
水性ペンで丸い紙に模様を描いて、中心に水を垂らします。透明な水は紙の外側に向かってに染みていき、やがて、水性インクの模様に到達します。すると、水性インクが色ごとに分離しながら、染みていく水と一緒に周囲へ広がっていきます。元の水性ペンの色からは、想像できない色になっています。
忙しい理科実験教室では、最初に水を垂らしたら、途中を観察する時間的余裕はありません。しかし、この実験は、少々、時間はかかりますが、水に引っ張られる(?)水性インクの動きを観察することに面白さの秘訣が隠されています。マナビオでは、他の実験をやりくりして、時間を確保するようにしています。
なんでも効率優先で物事が進んでしまう世の中ですが、時には染みていく水の行方を時間をかけて見ることも、子どもにとっては大事な体験です。