【理科実験教室(初級):実験から道具としての「数学」を知る】 | 市原市「マナビオ」のブログ

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マナビオは、課題に適した「考える方法」を学び「自ら考えること」を習慣に。自分の考えを「他者に分かり易く伝える力」「自分で考える」「人に伝える」「手を使う」をキーワードに、「自ら考える力・言葉にする力」を育むプログラムでお待ちしています。

光の進み方

 2枚の鏡を使った鏡像の実験です。直線に対して適切な角度で2枚の鏡を配置すると、正五角形を見ることができます。


 実験は正三角形から始まり、正方形、正五角形、正六角形と進みます。鏡像が見える仕組みを考えて、

「正七角形、正八角形は、どうやったら見るのか?」

を考えます。


 鏡の中は不思議な世界です。特に気に留めなければ、その場の偶然の景色が鏡像として見えるだけです。しかし、この実験を行うと、そこにルールがあることが分かります。そして、実験のしめくくりでは、鏡界のラスボス(?)万華鏡の鏡像を考えます。


 初級の実験ではありますが、鏡に映る像の説明には数学の力を借ります。そんな時、

「数学とは目に見える現象を説明し易いように考えられた"道具"なのだ。」

ということを改めて感じます。