
2枚の鏡を使った鏡像の実験です。直線に対して適切な角度で2枚の鏡を配置すると、正五角形を見ることができます。
実験は正三角形から始まり、正方形、正五角形、正六角形と進みます。鏡像が見える仕組みを考えて、
「正七角形、正八角形は、どうやったら見るのか?」
を考えます。
鏡の中は不思議な世界です。特に気に留めなければ、その場の偶然の景色が鏡像として見えるだけです。しかし、この実験を行うと、そこにルールがあることが分かります。そして、実験のしめくくりでは、鏡界のラスボス(?)万華鏡の鏡像を考えます。
初級の実験ではありますが、鏡に映る像の説明には数学の力を借ります。そんな時、
「数学とは目に見える現象を説明し易いように考えられた"道具"なのだ。」
ということを改めて感じます。