【身近な風景:保護者にきく生徒の日常から見えるもの】 | 市原市「マナビオ」のブログ

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マナビオは、課題に適した「考える方法」を学び「自ら考えること」を習慣に。自分の考えを「他者に分かり易く伝える力」「自分で考える」「人に伝える」「手を使う」をキーワードに、「自ら考える力・言葉にする力」を育むプログラムでお待ちしています。

ガクアジサイ

「じゃぁ、お父さんと兄弟ってこと?」


 ある日、「兄弟は似ている。」ときいてきた次男(小1)が言いました。


 次男は、

「私(=父)に似ている!」

とよく周りから言われます。次男の頭の中で、兄弟->似ている、(自分が)似ている->お父さんという2つの事実から誤った三段論法によって導かれた推論結果だったのだと思います。


 ちょっぴり残念な推論構造ではありますが、面白いので

「そうかもしれないねェ。ところで、兄弟ってなんだっけ?」

と答えました。

 梅雨の6月、希望者を対象に保護者面談を行っています。保護者からうかがう生徒達の日常も興味深いエピソードが満載です。


 マナビオの学習は、自立学習が基本です。日々の指導の中で、私達が最も腐心しているのは、

「子どもにどうやって考えてもらうか?」

という点です。


 効果的な学習には、子どもによって異なる「行動を決定する時の優先事項」を知ることが欠かせません。保護者が教えてくれる生徒の日常は、"最新の行動原理"を知る、情報の宝庫なのです。