
昨年、市原市で開催された「いちはらアート×ミックス2014」の写真展に行ってきました。
会場である内田未来楽校は、大正3年(1928年)から昭和40年(1965年)までの37年間、小学校として利用されていた木造の建物です。その後、工務店の製材所となり、建物が売りに出され、現在は個人の所有物となったと、地元の方にうかがいました。
建物の歴史を見ると、小学校として利用された期間(37年)より、その後の期間(50年)の方が長いことが分かります。現在は、地元の方々が中心となった「報徳の会」が建物を管理されています。
建物の中に入ると、現行の法規では建築することができないような、細い木造構造材による大空間を楽しめます。このような歴史の長い、大規模な木造建築物が現存するのは、市原市の自慢です。
現状の状態でいつまで保存できるか分かりません。建築に興味がある人は、早めに訪れることをお勧めする建物です。