【身近な問題:便利さと引き換えるもの】 | 市原市「マナビオ」のブログ

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マナビオは、課題に適した「考える方法」を学び「自ら考えること」を習慣に。自分の考えを「他者に分かり易く伝える力」「自分で考える」「人に伝える」「手を使う」をキーワードに、「自ら考える力・言葉にする力」を育むプログラムでお待ちしています。


ナイフで鉛筆を削れない子ども

「今の子供は・・・できない。」

というのは、いつの時代でも耳にするフレーズです。私が子どもの頃は、

「ナイフで鉛筆を削れない。」

と言われました。鉛筆削りを使えばよいと思っていたので、子どもながらにも

「的外れな批判だな。」

と感じたものですが、大人になった今、とても考えさせられるフレーズになりました。


 「・・・」を埋める言葉は様々ですが、「便利さと引き換えに何かを失う子どもへの、大人からの警鐘」という共通の形で語られます。


 これは"考える"ことにも通じる部分があります。私は、"分かり易い説明"が時として子どもから"考える"機会を奪うように感じ、不安になることがあります。それは、「学びには"考える余地"があるべきだ。」と、心の中で思っているからなのです