【身近な科学:大谷石の基礎と鋳鉄製面格子】 | 市原市「マナビオ」のブログ

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大矢石の基礎と鋳鉄製面格子

 6/25に記事 にした鶴舞の上総更級美術館の基礎です。


 この美術館は、蔵のような2棟の四角い建物が、T字の平面形になる向きに連結されています。私の推測では、おそらく、道路から見て左側が古く、その後、右側の建物が増築され、そして全体に改修をしたのだと思います。


 一般的に蔵のような建物は、曳くのが難しいので、昔からその地に建っていたか、特別な思い入れがあり移築されたか、のどちらかだと想像します。


 古い方の建物を良く見ると、なんと基礎は大谷石、通気口の面格子は鋳鉄製です!ここだけ見ると、昭和初期の建物のようにも見えますが、蔵という用途を考えると、腰巻(蔵1階の下の方の外壁部分)がないので、もっと新しい建物かもしれません。


 面白いことに、大きく横長にくり抜かれた通気口の半分は、面落ち(面を揃えずに下げること)して塞がれています。


 いったい、何があったのでしょうか?想像すると面白いです。