
今から2X年前、大学生だった頃、夏休みに行ったヨーロッパ旅行で書いた絵日記が出てきました。
バックパックをしょって、片手にH.I.S.の格安航空券、もう一方の手に"地球の歩き方"を持って、海外旅行に行くような時代でした。
この絵は、ローマのサンマルコ寺院にいる門番(の格好をした館員?)に入館を拒否されている外国人旅行者です。半袖に、膝上ぐらいある短パンの人は許可されますが、その旅行者はタンクトップに海水パンツのような短パンだったので不許可でした。すると、(今の自分と同じぐらいの年齢と思われる)その旅行者は、手に持っていたセーターに足を入れて、はこうとしてみせたのです!今思い出しても、笑ってしまう、年齢に似合わぬ"意外"な行動でした。
自分の中では変わることがないと思っていた"価値観(美意識や良識、行動様式など)"が、とても狭い社会の中だけで通用していることに、多くの旅を通じて気づかされました。