【身近な科学:水の形の不思議】 | 市原市「マナビオ」のブログ

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雨どいの水

 今日の市原市は、雨です。


 液体の物性はかなり特殊で、表面張力が影響し、様々な形 を見せてくれます。


 この写真は、雨樋から落ちる水を1/100秒で撮影したものです。人間の瞬きが1/10秒ぐらいなので、その10倍の速さで切り取られた世界です。


 人間の目で見ると、雨樋から絶え間なく水が落ちているように見えましたが、この写真を見ると、落ちる雨水が途中で途切れ、ねじれて下へ落下している様子が分かります。雨どいから飛び出す水の水平方向の初速がもう少し早ければ放物線を描きますが、初速が遅い為、途中で引力に負けて落下しています。そして、水の塊を良く見ると、反時計回りにねじれています。


 北半球で反時計回りの渦というと「コリオリの力 」が思い浮かびますが、ネット上の専門的な意見を見ると、原理説明としては否定的な方が大半です。


 すると、この雨水が反時計回りにねじれるのも「たまたま」ということになります。


 不思議ですよね。