
芥川の「魔術」を要約している小4女子が、「しぐれのふる晩に...」と書き出しました。おそらく、要約でもしない限り、書くことのない文章ではないでしょうか。
原文をそのまま抜き出した本人は、意識して書いたわけではないようです。そこで、
「"しぐれ"って何?」
とたずねると、
「(しばし間)...雨でしょう?」
辞書で意味を知ると
「(やっぱり)雨だ(エヘン)。」
言葉には、季節の意味も含まれるので、
「"しぐれ"はいつ降るの?」
と続けてたずねました。面白い返答を少し期待しながら待っていると、
「寒い季節?」
なかなかシッカリした生徒です(笑)。
「では、漢字で書くと?」
「エーっと、待って!エーっと...」
「わくわく文庫」は、小学生から中学生に読ませたい本が選定されています。マナビオの「わくわく文庫」で、普段あまり目にできない、大切な"言葉"に触れるのはいかがですか?
お問合せはマナビオ (0436-26-5267)まで!