
「岩石」の続きです。
マグマが固まってできた石には、急速に冷えてできた火山岩と、ゆっくり冷えてできた深成岩の2つがあります。冷え方の違いでどのような差が生まれるのか、ハイポ(チオ硫酸ナトリウム・5水和物)を使って実験をします。
写真は、氷水の上で固まったハイポです。ピントを変えながら15ショット撮影し、合成しています。倍率は60倍です。
撮影している時は、岩場の航空写真を撮っているような感じでしたが、合成すると、動物の皮膚のようにも見えます。
結晶が光を通すように、薄く延ばして結晶をつくるのが、顕微鏡でキレイに見えるコツです。ところが、溶かしたハイポをシャーレで結晶化させてから、カッターで剥がしてスライドガラスに移したため、どうしても厚いサンプルになってしまいました。
スライドガラスの上で少量のハイポを結晶化させ、そのまま顕微鏡で見たら、もっときれいな状態で観察できるかもしれません。